RETAIL TECH 2021.07.12
【事例掲載】ショールーミングストア「INSEL STORE」に計測サービスの提供開始。
2021年6月30日より、キラリナ京王吉祥寺に新しくオープンするショールーミングストア「INSEL STORE」にて、弊社の計測サービスの提供を開始いたしました。
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このINSEL STOREとは、アパレルD2Cブランドの商品を店舗内で自由に試すことが可能な店舗となっております。
“ショールーミングストア”はまだ聞きなれないワードですが、今後は国内のアパレルブランドの中で広まっていくのではないかと予想されています。
今回は、ショールーミングストアの内容と解決できる課題、なぜリアル店舗で計測・データ取得を行うのかについて解説していきます。
ショールーミングストアとは
通常のストアであれば、店舗内で商品を購入する流れが基本ですが、ショールーミングは「店舗で商品に触れて、EC・webサイトで購入をする」行動のことを指します。
逆に、「予めEC・webサイトで商品の目星をつけてから、店舗で実際の商品をチェックする」行動をWebルーミングと言います。
現代の消費者は、上手くネットを活用して、“いかに失敗せずに購買できるか”を重視して行動しています。
この消費者行動に合わせるため、近年ショールーミングストアという店舗がオープンされ続けています。
事例として、大手アパレルブランドのZARAでは専用アプリを介してEC購入や店舗での試着予約ができるストアがあります。
来店客が専用アプリから気になる商品のQRコードを読み込み、サイズを選んで試着予約ができるようになります。
商品が気に入れば、店内のレジや専用アプリで決済し、自宅配送もしくは他店舗で受け取り
をすることが可能です。
リアル店舗で計測・データ取得を行う理由
“コロナ禍”で厳しい状況の中、キラリナ京王吉祥寺では実店舗にて取得したデータが商業施設・店舗双方に価値があると考え、データ取得をするためのプラットフォームを整理しております。
その施策に弊社リテールテックチームが少しでも店舗改善に繋がるようなデータ取得ができるよう、支援させていただきます。
「INSEL STORE」に設置しているツールの分析対象は
各ブランド棚前の来店客滞在数・滞在時間
来店客数、来店者属性、マスク着用の有無
店舗前通路の交通量
…などです。
実際にリアル店舗が計測・データ取得を行うことによって
・ECサイトからの実店舗展開
・プロモーション戦略
・ターゲットの拡大や検証
・今後の商品開発や改善
…などに活かすことができます。
弊社リテールテックチームでは店舗様の課題に合わせて、どのようなツールを導入してデータ取得すべきかご提案とサポートをさせていただいております。
まとめ
従来のリテール業界では、ベテランスタッフの勘や知識を利用して売り場づくりをしておりました。
しかし、消費者行動の変化や現場の人員不足により、効率・正確性に長ける計測・データ取得が評価されてきています。
この計測ツールを導入したことで、表面化していなかった情報や課題を新しく発見することができたという声も多くございます。
リアル店舗の計測・データ取得にご興味があるという方は、ぜひお気軽に株式会社クレストにお問い合わせくださいませ。