仕事は楽しいですが、まだ未熟者にて毎日悪戦苦闘の日々です。
たまに泣いたりもしますし、本当に毎日が成長です。
そんな自分ですがこの会社に入社してよかった!!!!と、思えることが経験できました。
LEONARD様 POPUP STORELEONARD(レオナール)様のPOPUP STOREのお手伝いさせていただきました。
今回ご案内も含めてご紹介させていただきますので、ご覧いただければ幸いです。

案件情報
【お客様情報】
- ブランド名 LEONARD
- 施工店舗 伊勢丹 新宿店
- 期間 2016/02/17〜2016/02/22
【ご依頼範囲】
- フロアのデザイン
- 施工備品手配
- 造作物手配
- 当日施工
- 管理運営ディレクション
- イベント後の撤去作業
【クレスト側担当者】
- 主管 小高
- 副管理 脇村
- 統括管理 永井
【協力会社】
ご依頼の経緯今回お仕事をさせていただいた経緯をご説明させていただきます。
私の業務は「営業・進行管理」です。
営業として新規お取引獲得のためにお客様にご連絡し、状況のヒアリングやご提案をさせていただいています。
兼ねてからLEONARD様とお仕事をさせていただきたいと願っておりました。
メールやお電話にて新商品のご提案も兼ねて、ご提案の機会がないかお伺いしておりました。そんな時、お客様のほうから「ディスプレイ製作は可能でしょうか?」とご相談をいただいたのがきっかけです。
「是非ともお請けさせてください!!!」とお返事し、お打ち合わせさせていただきました。
お客様のご要望打ち合わせの際にお客様からは以下のようなイベントコンセプトをいただいていました。
- ジャイアントフラワーのある、おとぎ話のような世界感
- 若々しく、華やか
- 可愛らしい柄
- キーカラーはピンク
- 黄色
- 白
- 写真を撮りたくなるような空間作り
- 女性に好かれる雰囲気
- 落ち着いた高級感
ご提案までの流れお客様から頂戴したお話をもとに社内検討し、提案チームが組まれました。
VMD/POP STORE経験のある弊社代表の永井を案件にアサインし、Division4マネージャー脇村、そしてお客様担当として私。
その他外部デザインチームとして、ドラミートウキョウさんにも参画いただき提案を固めていきました。
LEONARD様、そしてお店にご来店いただいたお客様の笑顔を思い描きながら提案書をまとめました。
ご提案の主旨お客様のコンセプトに対し、弊社の回答としてLEONARDのブランドは、華やかなでカラフルなフラワープリントが印象的です。
お洋服は1枚1枚手染めで仕上げており、世界に同じ服はない一点物。
『世界一美しい花、蘭を最高の生地である絹の上にプリントすること』をブランドの強みとしており、それは世界一のプリント技術があるからこそ出来る。
ブランドのこだわりに非常に感銘を受け、お越しいただく方々にもLEONARD様の世界観を感じていただきたいと強く思いました。
そこで花に繊細さを出すために和紙を1枚1枚手染めし、床・壁面を花で会場を埋め尽くすことで、会場全体にも華やかさをもたらす演出にしました、
ここからはどのようにしてジャイアンとフラワーを演出したのかを製作過程の写真とあわせてご紹介しますので、お楽しみいただければと思います。
不思議の国のアリスへの入り口素材選び・デザインのこだわり
- 使用している和紙は各部分によって最適な紙を使用しています。
(花の部分に使う和紙は複数の素材を取り寄せ3種に絞り込みました) - 着色は水彩絵の具を使用し、色を混ぜてもにごりがでないよう無い美しいグラデーションに仕上げました。また単色は使用せずあえて混ざり合わせることで独特の風合いがでるようにしました。
- 花の柔らかいニュアンスを再現するために、花びら一枚一枚にワイヤーを仕込み手作業でクセ付けしています。
- 花・葉・茎を随時チェックし、より良いバランスになるように調整を加えています。
(花の後ろがめくれた→円錐パネルの仕込み、花びらの芯を追加し収まりを良くした等)


試行錯誤を繰り返しながらコンセプトである「LEONARD の特徴である手染めの世界観」を上手く表現することが出来たと思います。


2/17 施工当日
当日は昼過ぎから搬入準備に追われ、チームで相互に連絡を取り合いながら夜の施工を迎えました。主に会場の設営・花の組み立ての2チーム作業を分担しました。
設置自体はスムーズに運び、最後会場の雰囲気に合わせ花の角度、バランス、レイアウト、ライティングの調整を行いました。



最後までベストをつくし、オープン準備を終えることができました。



施工完了

当日は私も作業をしていました。会場近くを通りかかる方たちに、すごいねと声をかけていただき、まず安心することができました。
自分のお手伝いしたことが、これから多くの人にご覧いただけると思うと非常に嬉しく、楽しみで仕方なかったです。そんな気持ちのまま施工当日は眠りにつきました。
オープン準備イベント当日の朝、お客様へお引き渡しとして一緒に会場の確認をしていただきました。
「喜んでいただけか」「苦言をもらってしまうのだろうか」と、期待と不安でいっぱいでしたが、 会場をご覧いただけた時、お客様の笑顔によって不安は消し飛びました。
そしてお客様から「ありがとうございました」とのお言葉をいただき、やりきったという気持ちでいっぱいになりました。
また、お客様のFacebookアカウントでもご紹介までしていただけました。

同様の展示を3月2日からは阪急梅田・札幌でも実施させて頂きました。
今回の案件からの学び今回このような依頼をいただくことは自分自身にとってとって成長のチャンスだと思い全力で対応させていただきました。
お客様はお洋服を1枚1枚手染めで仕上げており、プリントに細部にまでこだわって仕上げています。そのこだわりが弊社として一番理解を深めたい部分であり、困難な部分でもありました。
より手染めの雰囲気を表現できるように紙選び、望んでいる色にならないこと、花一つ一つのバランスなどを様々な角度から試行錯誤し、何度も打ち合わせや実験を重ねました。『神は細部に宿る』を目の当たりにした貴重な経験でした。
チーム全員の思いが伝わり、今回のPOP STOREは上手くいったと思います。
お客様が何を求めており、何が必要かを相手の視点から考え、それを超える提案をすることが大事だと自信をもてた機会でした。今後クレストとしても私自身としてもお仕事の幅を広げていきたいと思います。
ご協力いただいた皆様本当にありがとうございました!