DIGITAL 2022.08.02
オフィス用デジタルサイネージのメリットは?活用法と事例を紹介
企業では、円滑な情報共有が業務の効率化につながる場合があります。
しかし、従来の掲示板や壁貼り、電話やメールなどだけでは、複数の相手への情報発信が難しかったり、最新の情報をすぐに共有ができなかったりする場合がありました。
くわえて、掲示板を書き直したり壁貼りを張り替えたりするのは、現場で手間がかかりがちです。
デジタルサイネージをオフィスに導入すれば、社員がパソコンを使用しない場合でも、手間をかけずにスピード感をもった情報共有に役立つでしょう。
この記事では、オフィスサイネージの活用事例や種類、メリットについて解説します。
オフィスへのデジタルサイネージ導入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
Contents
オフィスでのデジタルサイネージの活用事例
デジタルサイネージは、明るい画面で動画や画像、音を使って情報を発信します。それらは情報を受信する側の視覚、聴覚を刺激しやすいので、多くの人の目に留まりやすいです。
配信の仕方によっては従来の文や画像のみのツールよりも、わかりやすく情報を伝えられるでしょう。
ここでは、「デジタルサイネージは、オフィスでどのように活用できるのか」を、具体的に紹介していきます。
1.社内の情報共有
デジタルサイネージは社内の情報共有に活用されています。
具体的な情報共有例は以下のとおりです。
・新しい製品やシステムについての情報
・メンテナンス業者や清掃業者の来社予定
・会議室などの使用状況
・各部署からの連絡事項
これらの社内情報をデジタルサイネージで配信すれば、社員全員へ周知しやすくなります。
オフィスでデジタルサイネージを活用すれば、情報の持つニュアンスや、周知のタイミングを平等にできるのもポイントです。
社員同士で情報を共有しやすくなれば、チーム全体の知識の底上げや、業務の効率化が期待できるでしょう。
2.防災情報の共有
企業は防災に努めると同時に災害に備える必要がありますが、一般的にデジタルサイネージは、それらの情報を共有するのに適しているとされています。
防災情報の発信例はこちらです。
・災害時に取るべき行動や避難経路
・作業の安全に関する注意
・実際に起こった災害の事例
これらの情報を社員全体に向けて繰り返し配信すれば、災害に対する心構えや防災知識の定着を促せるでしょう。
災害時に情報として発信する内容には、以下のような例があります。
・地震速報
・火災情報
・災害による被害状況
・避難経路
災害現場は何かと騒がしくなってしまいやすく、音声のみの伝達では情報を伝えきれないことも想定されるでしょう。
しかし、デジタルサイネージなら画像でも情報を表示できるので、現場の人々によりわかりやすく情報を伝えられる場合があります。
遠隔操作で情報の操作ができる機種を選べば、状況が変わったとしても有用性の高い最新の情報を配信できるでしょう。
防災や災害時を意識してデジタルサイネージを導入するなら、仕事場やロビー、休憩スペースだけでなく、エレベーター内や廊下など人の動きにそった場所に設置すると、いざというときに活用しやすいです。
3.社員のモチベーションを高めるコンテンツの配信
デジタルサイネージは、社員のモチベーションを高めるようなコンテンツも配信できます。
社員のモチベーションを高めるコンテンツの例は、以下のようなものです。
・企業方針
・業務における目標と達成度
・優秀な社員の成績
・トラブル事例
・業務の締め切りまでの日数
業務の達成度や企業方針などを日頃から目にしていれば、社員は自分が目指すべきことを常に認識でき、モチベーションがアップすることが期待できます。
トラブル事例や業務の締切日などの定期的な発信は、社員の注意喚起にもなるでしょう。
4.他部署とのコミュニケーションを図るコンテンツの配信
デジタルサイネージは、異なる部署同士が一体感をもって業務に取り組むための、社員同士のコミュニケーションツールとしても利用できます。
具体的な例は以下のとおりです。
・新入社員や人事異動した社員の紹介
・各部署の業務を紹介
・社内イベントの告知
・社内サークル活動の連絡
部署同士の関係が円滑であるほど、スムーズに業務が進む場合もあるでしょう。
さまざまな部署に関する知識を社員全員が共有できれば、部署の垣根を越えたアイデアなどが生まれるかもしれません。
社内のコミュニケーションツールとしてデジタルサイネージを利用するなら、設置場所はロビーや休憩室、食堂などが適しているでしょう。
オフィスで活用するデジタルサイネージの種類
オフィスで活用するデジタルサイネージには、大きく分けて2つの種類があります。
・自立型
・ネットワーク型
この2つのデジタルサイネージの大きな相違点はインターネットに接続されているかどうかです。
それ以外の特徴も含めどちらが適しているのかは、各企業での用途やかけられる費用によってかわります。
それでは、1つひとつ確認していきましょう。
自立型
自立型のデジタルサイネージの特徴は、機器がインターネットなどに接続されていないという点です。
情報配信時には、映像のデータの入ったUSBやSDカードなどの記憶媒体を、デジタルサイネージの機器に読み込ませます。
導入費用がネットワーク型と比較して安くなることが多いのがポイントです。
ただし、映像を更新する場合には、毎回USBやSDカードといった記憶媒体の情報を入れ替える必要があります。
更新の頻度が多い場合などは、自立型はあまり適していません。
一定期間配信する情報が変わらず、記憶媒体を交換するのが負担にならないのであれば、自立型を選ぶとよいでしょう。
ネットワーク型
ネットワーク型のデジタルサイネージの特徴は、機器がインターネットにつながっている点です。
記憶媒体の情報を入れ替える必要がなく、遠隔操作でスピーディーに映像の内容を変えられるため、デジタルサイネージの機器が複数箇所にあったとしても、同時に新しい映像を配信できます。
ニュースや災害情報など、常に変化するような情報を配信したい場合には、ネットワーク型を選ぶ場合が多いです。
一方で、ネットワーク型はインターネット環境を整えたり、運用を管理する必要があったりするため、自立型よりも費用がかかる傾向があります。
自立型とネットワーク型では、どちらが優れているということはなく、自社の使用目的に合った種類を選ぶのがポイントです。
オフィスでデジタルサイネージを活用するメリット
オフィスでデジタルサイネージを活用する場合のメリットを3つにまとめました。
・多くの情報を一度に発信できる
・リアルタイムで情報を流して社員に最新情報を伝えられる
・情報伝達の手間を減らせる
これらについて、1つひとつ詳しく解説していきましょう。
1.多くの情報を一度に発信できる
デジタルサイネージは、多くの情報を一度に配信しやすいツールです。
動画や画像、音を使って視覚や聴覚に訴えかけるため、言葉だけでは表現しづらい情報でも、スムーズに伝えられるでしょう。
画面の分割表示もできるので、同時に異なる情報を伝えることも可能です。
また、従来からの紙やポスター、口頭での情報発信は、情報を受ける側が聞き逃したり見逃したりしやすく、情報がきちんと伝わりきらないことがありました。
しかし、デジタルサイネージは発信力が強くて的確な情報発信をしやすいため、そのような事態を回避しやすくなります。
従来のツールと組み合わせ、それぞれのよさを生かした適切な使い分けができれば、より精度の高い情報伝達が実現できるでしょう。
2.リアルタイムで情報を流して社員に最新情報を伝えられる
デジタルサイネージによってリアルタイムの情報が簡単に確認できれば、業務の円滑化や効率化につながるでしょう。
たとえば、売上データの確認や会議室の使用状況などをデジタルサイネージで確認できるようになれば、業務がスムーズに進められるようになるかもしれません。
金融関係の企業などでは、常に変化する数字の把握が重要である場合が多いので、デジタルサイネージを見るだけで情報を確認できる利便性は大きいと言えるでしょう。
3.情報伝達の手間を減らせる
デジタルサイネージは情報伝達の手間を減らせる可能性があります。
従来の情報伝達の手段は、現場で人を集めたり人数分印刷したり、メールソフトの操作したりと、何かと手間がかかる傾向にあります。
これらの手間は現場の負担となり、本来集中するべき業務の妨げになってしまう場合もあるでしょう。
デジタルサイネージを使えば、それらの手間をかける必要がなくなります。
情報を受ける側も、何かを操作するといったアクションを起こす必要がないので、負担を減らした状態で情報を得られるでしょう。
情報伝達の手間を減らせれば、本来の業務の効率アップや勤務時間の短縮などにもつなげられる可能性があります。
オフィスでのデジタルサイネージの事例
オフィスでのデジタルサイネージの活用方法は、企業によって異なります。
クレストではオフィス内にデジタルサイネージを設置していますが、社員への情報発信だけでなく、来客に対する空間演出の目的で使用している点が特徴です。
会議室に設置されたデジタルサイネージは、会議の際に資料を投影するだけでなく、イベントの際にはプロモーション動画を流して演出としても使用できます。
実際にクレストのオフィスにデジタルサイネージを設置した際の様子は当社のYouTubeチャンネルでもご確認頂けますので、気になる人は以下よりご覧ください。
オフィスでデジタルサイネージの導入を検討している人はクレストへ相談を
オフィスでデジタルサイネージを活用すると、業務の円滑化に役立つだけでなく、社員の意識向上や他部署間での社員同士のコミュニケーション、防災情報の共有などに役立ちます。
社内の情報共有の質を上げたいと考えている企業のご担当者様は、オフィスにデジタルサイネージを導入することを検討されてみてはいかがでしょうか。
デジタルサイネージについての詳しい知識がなくても、弊社がさまざまな種類のデジタルサイネージのなかから、目的にあった製品を提案させていただきます。
クレストには、さまざまな企業へのデジタルサイネージ導入実績がありますので、なにか協力できることがございましたら、お気軽にお申し付けください。
デジタルサイネージについて詳しく知りたい人は、下記フォームを入力していただくか、( Tel : 050-1748-9953)(Mail : info@crestnet.jp ) までご連絡をお願いいたします。