DIGITAL 2022.08.08
デジタルサイネージの耐用年数はどれくらい?長く使うためのポイントも紹介
デジタルサイネージの耐用年数について知りたいのではないでしょうか。
デジタルサイネージの法定耐用年数は3年ですが、メンテナンスを適切におこなうことで実際の耐用年数は5年ほどになると言われています。
本記事では、ディスプレイ別の耐用年数と、デジタルサイネージを長く使うためのポイントを解説します。
デジタルサイネージの耐用年数を知ることで、導入後の使用プランが立てやすくなるでしょう。
Contents
デジタルサイネージにおける2つの耐用年数
耐用年数とは、資産が使用に耐える年数のことです。
しかし、耐用年数には2種類あり、使用不可能となる期間についての考え方が異なります。
そのため、2つの耐用年数と、その違いについて理解をしておくとデジタルサイネージ選びの際に役に立ちます。
・法定耐用年数
・物理的耐用年数
2つの耐用年数について、それぞれ分かりやすく解説します。
法定耐用年数
法定耐用年数とは、資産価値の寿命のことを指します。
デジタルサイネージの法定耐用年数は、一般的には3年です。
法定耐用年数は、財務省によって定められた各資産ごとの耐用年数であり、故障や劣化などで使用不可能となる年数ではありません。
減価償却をする際には、法定耐用年数で資産計上する必要があります。
物理的耐用年数
物理的耐用年数は、劣化や故障により使用不可となるまでの期間です。
デジタルサイネージの物理的耐用年数は、一般的に5年ほどと言われています。
5年の期間は24時間稼働し続けた場合なので、稼働時間によっては5年以上使い続けられる可能性もあるでしょう。
デジタルサイネージの物理的耐用年数を伸ばすためには、設置場所にあわせた製品を選択することが重要です。
また、デジタルサイネージは電子機器なので、定期的にメンテナンスをおこなうようにしましょう。
デジタルサイネージのディスプレイ別耐用年数
デジタルサイネージのディスプレイ別の物理的耐用年数について解説します。
デジタルサイネージのディスプレイは、次の2つに分けられます。
・LEDビジョン
・液晶モニター
どちらのディスプレイにするべきか迷っている人は、耐用年数も参考材料の1つとして選んでみてください。
ここでは上記2つのディスプレイにくわえて、ディスプレイ以外の機器の耐用年数についても解説しています。
LEDビジョン
LEDビジョンとは、LED自体を発光させることで映像を映し出すディスプレイとなっています。
屋外の強い太陽光にも負けない明るさを持っているのが特徴です。
LEDビジョンの耐用年数は、約50,000時間とされています。
1日12時間稼働させた場合11年、24時間稼働させた場合5~6年ほどです。
液晶モニター
液晶モニターは、バックライトをフィルターに通すことで映像を表現するディスプレイです。
解像度が高く、細かな文字や映像を鮮明に映し出せます。
液晶モニターの耐用年数は、15,000~30,000時間ほどとされています。
液晶モニターの画面が購入時よりも暗くなってきたときは、寿命と考えるとよいでしょう。
ディスプレイ以外の機器
ディスプレイ以外で劣化するのがコンテンツの更新や管理をおこなうSTBです。
STBの耐用年数は一般的に4~5年と言われています。
ディスプレイと同じくメンテナンスを定期的におこなうことで、耐用年数を伸ばせる可能性があるでしょう。
デジタルサイネージと看板の耐用年数比較
デジタルサイネージと看板の耐用年数を比較してみましょう。
デジタルサイネージは、法定耐用年数が3年、物理的耐用年数が5年ほどとされています。
一方、看板は種類ごとに法定耐用年数が異なります。
看板の法定耐用年数は以下のとおりです。
(2022年7月現在)
種類 | 法定耐用年数 |
スタンド看板 | 3年 |
電飾スタンド看板 | 3年 |
突き出し看板 | 18年 |
パラペット看板 | 20年 |
野立て看板 | 20年 |
塔屋看板 | 20年 |
物理的耐用年数は、設置場所や設置環境により変化します。
デジタルサイネージと同じく、メンテナンスをおこなうことで法定耐用年数よりも長く使い続けられることもあるでしょう。
デジタルサイネージと看板を比べると、法定耐用年数は看板のほうが長く定められています。
コスト的には「看板のほうがお得なのではないか」と思われるのではないでしょうか。
しかし、デジタルサイネージには看板にはないメリットが多くあります。
デジタルサイネージのメリットを下記にまとめました。
・音と映像で通行人の目を引ける
・映像をスライド表示できるので、多くの情報を発信できる
・流すコンテンツを容易に変更できる
・昼夜問わず映像を鮮明に映し出せる
デジタルサイネージは、動画や音声を流すことができるため、コンテンツを工夫することで、他社との差別化がしやすいです。
コンテンツ内容を容易に変更できる点も、看板にはない大きな魅力の1つと言えるでしょう。
デジタルサイネージのメリットやデメリットを解説!導入事例も紹介
デジタルサイネージを長く使うためのポイント
デジタルサイネージを少しでも長く使い続けるためには、押さえておきたいポイントが3つあります。
・ポイント1.設置場所に合わせた機能を選ぶ
・ポイント2.衝撃に強いタイプを選ぶ
・ポイント3.保証とメンテナンスサービスが手厚い会社を選ぶ
デジタルサイネージ購入前に各ポイントを把握し、依頼する会社と製品選びの参考にしてください。
ポイント1.設置場所に合わせた機能を選ぶ
デジタルサイネージは電子機器のため、設置場所に適した機能を選ぶことが重要です。
たとえば、雨風にさらされる屋外では、防水や防塵加工のあるデジタルサイネージが適しています。
また、気温が高くなる場所では画面が黒くなるブラックアウト現象が起きてしまうケースがあるため、温度上昇を防ぐ機能が必要です。
故障や劣化を防ぎ、長く使うためにも設置場所に合わせた機能を選びましょう。
ポイント2.衝撃に強いタイプを選ぶ
衝撃に強い耐久性のある製品を選ぶことも、長く使い続けるために重要なポイントです。
外部からのショックに耐えられる製品は、故障や破損のリスクを軽減できます。
また、強化ガラスやアルミフレームなどの設備をすることでも、耐衝撃性が上がるとされています。
必要な設備が分からない場合は、デジタルサイネージを取り扱っている会社に問い合わせましょう。
ポイント3.保証とメンテナンスサービスが手厚い会社を選ぶ
デジタルサイネージのトラブルを事前に、または迅速に解消するためには、保証とメンテナンスが充実した会社を選ぶことが大切です。
デジタルサイネージの定期的なメンテナンスや、故障の早期発見によって、長く使える可能性が高まるでしょう。
保証とメンテナンスサービスの手厚さにも留意して、購入する会社を選びましょう。
耐用年数が長いデジタルサイネージを知りたい方は一度クレストにご相談を
デジタルサイネージの法定耐用年数は3年ですが、実際には5年ほど使用できる場合があります。
耐用年数よりも長く使い続けるためには、デジタルサイネージ選びだけでなく、アフターサービスが充実している会社を選ぶことも重要です。
クレストでは、デジタルサイネージに関する相談を受け付けております。
デジタルサイネージの導入だけでなく、購入後のアフターフォローもおこなっており、お客様に長くご利用いただけるように努めております。
デジタルサイネージに関する相談をしたいお客様は下記フォームを入力していただくか、( Tel : 050-1748-9953)(Mail : info@crestnet.jp ) までご連絡お願いいたします。