DIGITAL 2022.07.02
デジタルサイネージ広告のメリットとデメリットとは?活用方法も紹介
自社製品のPRをする際に、デジタルサイネージでの広告が紙媒体をはじめとしたオフラインの広告物と比べてどのような違いやメリットがあるのか知りたい人は多いのではないでしょうか。
デジタルサイネージ広告は、映像と音声による表現が可能な点や、時間帯で広告内容を変えることができるといった紙媒体の広告物にはないメリットがあります。
本記事では、デジタルサイネージ広告のメリットとデメリット、デジタルサイネージ広告の活用方法を解説します。
デジタルサイネージ広告のメリット
デジタルサイネージ広告の特徴は、動画や映像によるインパクトのある視覚訴求や、音声による聴覚訴求ができることです。
また、高発色でのビジュアルの訴求が可能なため、遠くからでも見やすく、広範囲への訴求が行える点も紙媒体の広告物にはない大きな特徴といえるでしょう。
紙媒体と違って、コンテンツを切り替えるだけなので、ポスターの貼り替えなども必要もありません。
これらの特徴から、デジタルサイネージ広告で得られるメリットは以下のとおりです。
メリット1.作りたい世界観を映像で表現できる
メリット2.動画と音声で注目を集めやすい
メリット3.コンテンツを容易に変更できる
各メリットについて、1つずつ見ていきましょう。
メリット1.作りたい世界観を映像で表現できる
デジタルサイネージは、動画や映像でコンテンツを鮮明に表現することが可能です。
その理由としては以下の2つが挙げられます。
・音響などそのほかの空間演出と合わせることができる
・デジタルサイネージにさまざまな種類がある
デジタルサイネージは動画や映像の動的なコンテンツに合わせた音響や光の演出など、デジタルサイネージ以外の空間演出と組み合わせることで世界観の幅を広げることができます。
また、デジタルサイネージにはさまざまな種類があり、その1つであるLEDビジョンは、曲面対応タイプや背面が透過したタイプなどが存在し、さまざまな見せ方が可能です。
その他、デジタルサイネージの映像に、匂いや装飾物をくわえることでも、世界観をより幅広く表現することができます。
メリット2.動画と音声で注目を集めやすい
一般的にデジタルサイネージは、PRしたい内容を光や音によって演出ができるため、紙媒体よりも注目を集めやすい傾向にあるとされています。
また、デジタルサイネージは、ディスプレイライトの発光により常に明るく、遠くからでも見やすいため、昼夜問わず人の目を集めやすくなります。
コンテンツや音声を切り替えることで、紙媒体よりも短期間に多くの情報を訴求できる点もデジタルサイネージならではのメリットといえるでしょう。
メリット3.コンテンツを容易に変更できる
デジタルサイネージではコンテンツの変更が容易です。
コンテンツの切り替えが容易にできるため、時間帯によってメインターゲットを変更でき、タイムセールの告知やメニューの切り替えなどの施策が行えます。
コンテンツの切り替えが容易な理由としては、CMSの使用で複数店舗のコンテンツ切り替えが可能な点が挙げられます。
張り替えにかかる金銭的、時間的なランニングコストを削減することもできるので、
紙媒体の広告を取り扱っている場合はデジタルサイネージの導入を検討するとよいでしょう。
デジタルサイネージ広告のデメリット
メリットばかりに思えるデジタルサイネージ広告ですが、デメリットも存在します。
デジタルサイネージ広告のデメリットとして考えられるのは以下のとおりです。
デメリット1.初期費用とランニングコストがかかる
デメリット2.メンテナンスが必要で故障のリスクがある
2つのデメリットを知り、メリットと比較してから導入を決めるようにしましょう。
デメリット1.初期費用とランニングコストがかかる
デジタルサイネージ環境を整えるための初期費用が発生する点がデメリットとして挙げられます。
さらに、デジタルサイネージを活用している期間には、ランニングコストが継続的に発生します。
そのため、デジタルサイネージを導入する前に、かかる費用について理解をしておきましょう。
デジタルサイネージの種類と各種類の費用相場は以下です。
1.タッチパネル型:45万円~150万円
2.LEDビジョン:1平方メートルあたり40〜80万円
3.屋外型:50万円以上
4.屋内型:10万円~40万円
※ この記事に記載の相場費用については2022年6月現在の情報で、状況により変動します。
初期費用は、上記に挙げたデジタルサイネージ費用のほかに、再生機器の購入や取り付け工事費用があります。
ランニングコストは、電気代、コンテンツ更新費用、ネット使用料などです。
導入前にデジタルサイネージの設置場所、使用方法、使用用途を吟味することが重要になります。
導入前に、自社で導入したいデジタルサイネージについて把握し、そのための費用はどのくらいかかるのか確認しておきましょう。
デメリット2.メンテナンスが必要で故障のリスクがある
デジタルサイネージは精密電子機器なので、長く使い続けるためには定期的なメンテナンスが必須です。
また、大雨や台風による水没、故意に壊されるなどのリスクもあります。
屋外にデジタルサイネージを設置する場合は防水処理をする、台風が近づいているときは移動させるなど、設置場所にあわせた対応をしておくとよいでしょう。
また、以下の動画では、デジタルサイネージを導入するのメリットやデメリットについてより詳しく解説しています。
気になる人はぜひ内容をご確認ください。
デジタルサイネージ広告の活用方法
続いて、一般的によく活用されている場所と活用方法を紹介します。
活用1.駅構内
活用2.交通機関
活用3.ビルボード
活用4.調剤薬局
活用5.ホテル
活用6.スーパー
活用7.家電量販店やドラッグストア
デジタルサイネージ広告の活用方法がまだ明確になっていない場合は、ぜひ参考にしてみてください。
活用1.駅構内
通行量の多い改札周辺に設置すると多くの人が目にするでしょう。
駅構内の柱や壁に埋め込みタイプのデジタルサイネージを設置している場合が多く、一般的には縦型が利用されます。
音声なしの映像だけで情報発信するケースが大半なので、インパクトのある映像や動画で通行人の目を引く必要があるでしょう。
活用2.交通機関
電車やバス、タクシー車内に設置されているタイプのデジタルサイネージ広告です。
乗車している間、広告を目にするため、比較的長い動画やスライドでの情報発信ができます。
活用3.ビルボード
屋外広告の看板であるビルボードは、大型のディスプレイのデジタルサイネージを使用するため、歩行者や車利用者への訴求が可能です。
とくに交差点付近に設置した場合、信号待ちの間に通行人の目に入る機会が高まるでしょう。
屋外での設置になるので、太陽の光に負けない明るさのディスプレイを選ぶことが重要です。
活用4.調剤薬局
待合室で患者に情報を伝えたいときや、市販薬の販売促進に活用するデジタルサイネージ広告です。
ポスターでは情報量に限界がありますが、デジタルサイネージではスライドを利用できるので、より多くの情報を発信できます。
活用5.ホテル
ロビーやエントランスにデジタルサイネージを設置し、館内のおすすめレストランや宿泊プランの紹介をすることで、リピーター獲得を狙います。
また、館内案内や周辺の地域案内、イベント情報の提供をおこなうことも可能です。
海外からの利用客に向けて、言語切り替えが可能なタッチパネル式のディスプレイを活用している場合もあります。
活用6.スーパー
商品情報や産地情報を、デジタルサイネージ広告で活用しています。
曜日や時間帯で変わるセール情報もデジタルサイネージであれば、簡単に内容を変更が可能です。
利用客が店内で歩く経路を考えて、目に留まりやすい位置に設置する必要があります。
活用7.家電量販店やドラッグストア
店舗入り口にデジタルサイネージを設置し、商品情報やセール情報を発信します。
時間帯によるセール情報の切り替えを、USBやコンテンツマネジメントシステムのCMSなどで簡単におこなえるため、ポスターやチラシなどの紙媒体広告のように張り替えの手間がかかりません。
また、タッチパネル式のディスプレイを用いて、利用客が自分に合った商品を選択したり、気になる商品の効能や性能をチェックしたりする活用方法もあります。
クレストのデジタルサイネージの事例を紹介
ここでは、クレストが手がけたデジタルサイネージ事例を紹介します。
実際に活用されているデジタルサイネージの事例を確認し、自社で導入する際の参考にしていただければと思います。
事例1.Zoff
企画、生産、販売を自らおこない、高品質、低価格を実現している眼鏡ショップ「Zoff」原宿店のデジタルサイネージです。
こちらは透過型LEDビジョンと、眼鏡型の造化を組み合わせています。
透過型LEDビジョンとは、透けて見える仕組みのデジタルサイネージの一種で、ガラス面全体に設置しても圧迫感がなく、店内の様子が見える点が特徴です。
映像と造化のコラボレーションにより、通行人の目を引くことを意識しました。
事例2.ねぎし上野
「牛タン、とろろ、麦めしすべてが主役」という「ねぎし」自慢の料理を、そのままおいしく見せるためにデジタルサイネージを使用しました。
看板よりも解像度と視認性が高いため、昼夜問わず離れた場所からも料理のおいしさが主張されています。
事例3.栄光ゼミナール
こちらは栄光ゼミナールの壁掛け型デジタルサイネージです。
紙媒体広告では夜間、暗くて目に入りにくい点がデメリットですが、デジタルサイネージを活用することで1日をとおして通行人の目を引きやすくなっています。
細かい情報を鮮明に表示できる液晶パネルを使用することで、文字1つひとつをはっきりと読み取ることが可能です。
また、情報をスライドできるので、省スペースで多くの情報発信が可能となりました。
ご紹介した3例のように、クレストでは、店舗様や企業様の設定するターゲットに合わせたデジタルサイネージを提案しております。
自社に最適なデジタルサイネージ広告に迷った際には、一度ご相談ください。
自社でデジタルサイネージによる広告宣伝をしたいならクレストへ相談
デジタルサイネージ広告は、動きと音による表現が可能なので、注目を集めやすくなります。
また、最新の情報への変更や時間帯で内容を変更できる点も、デジタルサイネージ広告の魅力の1つです。
クレストでは、自社でデジタルサイネージを導入し、広告目的で利用したいという企業様の相談を受け付けております。
さまざまな業種と取引をした経験からお客様の目的に応じた提案が可能です。
お問い合わせは、下記フォームを入力していただくか、( Tel : 050-1748-9953)(Mail : info@crestnet.jp ) までご連絡お願いいたします。