DISPLAY 2022.06.09
店舗のディスプレイをおしゃれにするための基本知識とコツを紹介!
「新年度から店舗のディスプレイを任されたけど、何から始めればよいのかわからない。」
「店舗のディスプレイをおしゃれで見栄えのよいものにして、売り上げに貢献したい。」
このような悩みをお持ちではないでしょうか。
店舗のディスプレイを改善するときには、店頭ディスプレイ、施設レイアウト、売り場ディスプレイの3つに分けてそれぞれについて考えることが重要です。
今回の記事では、店舗のディスプレイに関する基本知識とディスプレイをおしゃれで見栄えのよいものにするコツを紹介します。
この記事を読むことで、店舗のディスプレイをおしゃれで見栄えのよいものにでき、来店率や商品購入率の向上につながるでしょう。
店舗のディスプレイで欠かせない基本知識
はじめに、店舗のディスプレイにおいて欠かせない基本知識を紹介します。
店舗のディスプレイで重要な要素は、以下の3つです。
・店頭ディスプレイ
・施設レイアウト
・売り場ディスプレイ
これらの要素がすべて嚙み合ったとき、魅力的なディスプレイをつくることができ、お客様の反響を呼びやすくなります。
店頭ディスプレイはお店を外から見た際の様子です。
お客様が入店するかどうかを決める重要な要素となります。
施設レイアウトは店舗内のデザインや設計のことです。
お客様の店舗での滞在時間や、商品の購入に影響を与える可能性があります。
最後に、売り場のディスプレイですが、これは売り場での商品の見せ方のことです。
お客様にとって、魅力的な商品陳列を意識することで、売上アップにつながるでしょう。
次項からは、それぞれの注意点やポイントについて詳しく解説していきます。
店頭ディスプレイを設置する際の注意点を解説
店頭ディスプレイを設置するときは、ディスプレイ周りが清潔であることや店内が整理整頓されていることも重要ですが、下記の2点を忘れてはいけません。
・お客様にインパクトを与えるものになっているか
・看板でお店の商品の情報が伝わるか
店頭ディスプレイは、お客様が入店するかしないかに大きな影響を与える可能性があります。
そのため、店頭でどれだけお客様にインパクトを与えられるか、さらにお客様が必要としてしている情報を伝えられるかが重要です。
これらをお客様に提供できなければ、お客様が入店する可能性は低くなるでしょう。
それぞれの注意点について、詳しく見ていきましょう。
注意点1.お客様にインパクトを与えるものになっているか
あなたの店頭ディスプレイは、お客様にインパクトを与えるものになっているでしょうか。
たとえば、明るく雰囲気がよかったり、面白くてにぎやかであったりということが挙げられます。
店頭だけではなく、店舗全体の雰囲気がよいと感じてもらうことも大切です。
人に教えたくなる、またはお客様に安心感を与えるディスプレイを意識するのもよいでしょう。
客観的な目線からインパクトのある店頭ディスプレイになっているかを確認してみましょう。
注意点2.看板で店舗の商品の情報が伝わるか
次に、店舗に設置している看板の記載情報に注意しましょう。
店舗の看板を無意識的に設置してしまっているケースは多いです。
店頭に設置する看板では、次の2点を伝えることが大切になります。
・店舗の雰囲気はどのようなものか
・どんな商品がいくらで買えるのか
これらは、とくにカフェやレストランのような飲食店には効果的な手法で、スタンド看板にメニューや料金を記載すると入店率の向上が期待できます。
また、ロゴデザインで店舗の印象をアピールするのもよいでしょう。
お客様は、店舗のロゴデザイン1つでその店舗の雰囲気や商品を思い浮かべることができます。
ロゴデザインを作成する場合は、店舗のブランドイメージに大きく関わるため、プロのグラフィックデザイナーや書道家などの専門家に依頼するのもおすすめです。
店舗の施設レイアウトで知っておくべき4つのポイント
施設レイアウトは、従業員目線とお客様目線の2つの目線から構成を考える必要があります。
また、外側から見た店舗がどのように見えるのかを意識することで、店舗のイメージが大きく変わるので注意が必要です。
これらを考慮したうえで、どのように施設レイアウトを構成していけばよいのでしょうか。
施設レイアウトを構成するときは、下記のようなポイントを知っておく必要があります。
・入り口が大きく、顧客の出入りをしやすくする
・お客様の動線を意識する
・商品が売れやすい場所を把握しておく
・店舗の奥まで誘導するサインや什器を設置する
それぞれ詳しく解説していきます。
ポイント1.入り口が大きく、顧客の出入りをしやすくする
まずお客様に商品を買ってもらうには、入店してもらわなければいけません。
しかし、お客様は理由がないとなかなか入店してくれないでしょう。
お客様に「この店舗に入りたい」「入ってもよいかな」と思わせることが重要になります。
そのためには、下記を意識するとよいでしょう。
・入り口が大きい
・近寄りやすい
・入店することに障害がない
・店員と目が合わない
・見るだけもよさそうな安心感がある
お客様は、「この店舗に入ったら何か買わないといけないかも」と感じてしまうと入店しづらくなることがあります。
そのため、お客様目線になり、「見るだけでもよいかな」「この店舗なら安心だな」と思える環境をつくりましょう。
ポイント2.お客様の動線を意識する
お客様の滞在時間を延ばすためには、お客様の動線を意識することが大切です。
たとえば、I型ではなく、L型やU型になる動線を意識すると、動線を構成しやすくなります。
また、お客様の動線だけではなく、従業員の動線を考える必要があり、この2つは交差しないようにすることが重要です。
お客様の動線は、店舗の奥に誘導し、より多くの商品を買ってもらえることを意識するとよいでしょう。
一方で、従業員の動線は、従業員の作業効率を意識し、なるべく最短で行動できるよう構成する必要があります。
お客様と従業員にとってよりよい動線を意識し、施設レイアウトを考えてみましょう。
ポイント3.商品が売れやすい場所を把握しておく
店舗のなかでもっとも商品が売れやすい場所はどこでしょうか。
商品が売れやすい場所は、主に次の3箇所になります。
・店舗の入口付近
・店舗の一番奥
・レジ周り
たとえば、コンビニやスーパーを思い出してみるとわかりやすいです。
店舗に入ってすぐ値引き商品が並べてあり、レジ周りは手の届くところに商品が並べられています。
また、店舗の奥は動線の折り返し地点で足が止まりやすいため、商品が売れやすい傾向にあります。
この3箇所を意識して売りたい商品を置くことで、店舗の売り上げアップに期待できるでしょう。
ポイント4.店舗の奥まで誘導するサインや什器を設置する
店舗の奥は、お客様が商品を買いやすい場所です。
そのため、できるだけお客様を店舗の奥に誘導することが重要になります。
たとえば、店頭の案内板や吊り下げ式の看板を出すとお客様の気を引きやすいです。
くわえて、商品を引き立てる什器を設置することも誘導のテクニックとして有効な手段でしょう。
店舗の売り場のディスプレイ効果を高めるテクニック
売り場のディスプレイを設置する際のポイントは、売りたい商品を強調することです。
売り場ディスプレイの効果を高めるには、下記の4つのテクニックがあります。
・ディスプレイをおしゃれに見せる陳列方法
・視覚に訴える陳列のテーマ設定
・商品を目立たせるスペースの活用
・工夫を凝らした商品の魅せ方
これらすべてを意識し、売り場ディスプレイを構成することが、よりよい店舗づくりにつながるでしょう。
テクニック1.ディスプレイをおしゃれに見せる陳列方法
売り場のディスプレイがおしゃれに見えると、お客様の足を止められる可能性が高まります。
ディスプレイをおしゃれに見せる陳列方法は、下記の3つです。
・三角構成
・シンメトリー構成
・リピート構成
三角構成は、ピラミッド型に商品を積み上げたり、三角形をかたどって陳列する方法です。
下から支えるような安定感にくわえ、商品を美しく魅力的に見せられます。
シンメトリー構成は、左右対称に商品を陳列する方法です。
人は、左右対称に美しさや心地よさを感じやすいため、シンメトリー構成で商品が陳列されていると印象はよくなります。
最後にリピート構成ですが、これは同じ商品を陳列棚に繰り返し何個も並べることで存在感を最大化させる陳列方法です。
商品を固めて陳列するだけなので、ほかの陳列方法に比べ、手軽で即効性があるのが魅力となります。
テクニック2.視覚に訴える陳列のテーマ設定
お客様の足を止めるのに大きく寄与するのが、陳列のテーマを設定することです。
たとえば、次のようなテーマ設定があると考えられます。。
・季節(春、夏、秋、冬)
・イベント(バレンタイン、ホワイトデー、クリスマス)
・ライフスタイル(ミニマリスト、スローライフ)
・ステージ(結婚、出産、入学、卒業)
これらをお客様に視覚的に訴えられれば、お客様は反応し商品を手に取りやすくなるでしょう。
テクニック3.商品を目立たせるスペースの活用
スペースを活用すると特定の商品を目立たせることが可能です。
たとえば、陳列する商品の数によって、お客様に与える印象が変わります。
・商品数が少ないディスプレイ→贅沢、高級感がある
・商品数が多いディスプレイ→にぎやかで親近感がある
スペースを活用する際には、上記のイメージを参考にしてみてください。
テクニック4.工夫を凝らした商品の魅せ方
ディスプレイをおしゃれに見せる陳列方法にあわせて、次のような工夫をすることでより商品を魅力的に見せられます。
・グルーピング
・フェイシング
グルーピングとは、棚やテーブルに商品をカテゴリーごとにまとめて陳列することで、商品情報を正確に伝えられる手法です。
同じ商品でも味の違いや量の違いがあるときに、その差別化を図るために使われます。
フェイシングは商品を正面から見せたり横向きに見せたりして、商品のブランドや特徴を分かりやすくするために用いられる手法です。
商品のブランドロゴや特徴、アピールポイントなど、見せたい情報をお客様にアピールするときに使われます。
これらを、ディスプレイや商品ごとに活用していくことでおしゃれで売れやすい売り場ディスプレイを構成できるでしょう。
クレストの店舗のディスプレイの事例
クレストで実際に手がけた店舗のディスプレイの事例を3つ紹介します。
・LOFT西武池袋本店
・PANDORA表参道
・crocs POPUP(ABCマート)
それぞれのディスプレイの施工の特徴を画像と一緒に見ていきましょう。
事例1.LOFT
1つ目は、LOFT西武池袋本店様の施工事例です。
こちらは、夏の風物詩である風鈴を飾るのに適した什器となっています。
このコーナーを見るだけで、夏だと認識でき、涼しげな風鈴の魅力でお客様を引き込むことを目指しました。
クレストでは、写真のような大きい什器も可能です。
事例2.PANDORA
こちらは、PANDRA表参道店様の施工事例です。
ガラス面のシートを張り替え、商品ディスプレイをブルーに統一することで、夏に合う店頭ディスプレイを意識しました。
季節感のある店頭ディスプレイは、店舗の外を歩くお客様の目をひく有効な手段の1つです。
事例3.crocs POPUP
最後は、サンダルで有名なクロックス様の事例です。
クレストでは、銀座のABCマート様でのPOPUP装飾を担当しました。
六角形型の什器はリボードという環境に配慮した材質を利用しています。
床に敷いたシートとのバランスを考え、特別なコーナーであることが一目でわかる空間づくりを意識しました。
クレストでは、ここまで紹介してきた事例のように店舗のディスプレイに対して幅広く対応できます。
店舗のディスプレイに関するお悩みや相談がある場合は、お気軽にクレストへお問い合わせください。
店舗のディスプレイにお悩みならクレストへ相談を
店舗のディスプレイに関する基本知識とコツを紹介してきました。
店舗のディスプレイを改善するときは、店頭ディスプレイ、施設レイアウト、商品の売り場ディスプレイそれぞれの見直しをおこないましょう。
また、店舗のディスプレイについてお悩みの場合は、ぜひクレストにお問い合わせください。
これまでさまざまなお客様の店舗ディスプレイを考えてきた経験を元に、お客様の店舗ディスプレイをともに考えさせて頂きます。
お問い合わせは、下記フォームを入力していただくか、( Tel : 050-1748-9953)(Mail : info@crestnet.jp ) までご連絡お願いいたします。