DIGITAL 2022.06.26
屋外用デジタルサイネージの特徴を解説|設置するメリットや具体的な事例も
屋外にデジタルサイネージの設置をご検討でしょうか。
屋外用デジタルサイネージを設置する際には、法規制の遵守や、サポート体制が整っている会社を選ぶなど、いくつかポイントを押さえる必要があります。
この記事では、屋外用デジタルサイネージの特徴や、選ぶポイントについて解説しています。
また、デジタルサイネージの具体的な事例も紹介しますので、参考にしてください。
屋外用デジタルサイネージの特徴
まず、屋外で使用できるデジタルサイネージの特徴は以下の3つです。
・防塵・防水に対応している
・防熱対策されている
・高輝度に対応している
それぞれの特徴について、詳しく確認していきましょう。
特徴1.防塵・防水に対応している
屋外用のデジタルサイネージは、防塵・防水に対応しているのが特徴です。
防塵・防水の性能の指標となる等級が、国際標準「IP規格」として定められています。
屋外用デジタルサイネージのIP規格をIP53〜IP66に設定しているのが一般的です。
特徴2.防熱対策されている
屋外用デジタルサイネージは、防熱対策もされています。
機器が高熱になると故障の原因になるからです。
自動冷却システムやファンが搭載されていると、高熱から機器を守ってくれます。
また、防熱対策だけではなく、冬の時期に使用するデジタルサイネージには防寒対策されているものもあります。
この場合は、ヒーターや空調管理システムなどが搭載されている可能性が高いです。
特徴3.高輝度に対応している
屋外用のデジタルサイネージは、画面を見た人が感じる明るさの指標である輝度が高いのも特徴です。
輝度が低いと、日光や周囲の街灯の光に負け、コンテンツがはっきり見えない可能性があります。
輝度の単位はカンデラ毎平方メートル(cd/㎡)で表され、一般的な家庭用テレビは300〜400cd/㎡、屋内用デジタルサイネージは450cd/㎡~700cd/㎡です。
これに対して、屋外用デジタルサイネージの場合は700cd/㎡以上の輝度が必要とされています。
また、直射日光を浴びる可能性がある場合は、一般的には1500cd/㎡以上のデジタルサイネージが選ばれる傾向にあります。
屋外用デジタルサイネージを設置する手順
つづいて、屋外用デジタルサイネージを設置する際の、3つの手順を説明していきます。
・デジタルサイネージを設置する目的を決める
・目的に合うデジタルサイネージと設置方法を決める
・配信方法やコンテンツを決める
それぞれ詳細を確認していきます。
手順1.デジタルサイネージを設置する目的を決める
まずは、デジタルサイネージを設置する目的を明確に決めることが重要です。
デジタルサイネージを設置する目的は以下の4つが考えられます。
・天気予報や施設案内などの情報提供
・商品やサービスの紹介などの販売促進
・場の雰囲気にあわせた空間演出
・駅の改札や電車内の広告表示
目的が決まったらデジタルサイネージの設置方法を決めていきます。
手順2.目的に合うデジタルサイネージと設置方法を決める
デジタルサイネージには、液晶モニターとLEDビジョンの2種類があります。
液晶モニターは、細かな映像や文字をきれいに映し出せる点が特徴です。
一方でLEDビジョンは輝度が高く、夜などの暗い環境でも明るい映像を映し出すことができます。
屋外にデジタルサイネージを設置したい場合は、LEDビジョンが好まれる傾向にあると理解しておくとよいでしょう。
また、デジタルサイネージの設置方法には、天井から吊るす方法や床に置く方法などが考えられます。
デジタルサイネージを天井から吊るす場合などは、追加で工事が必要な場合もありますので、事前に業者に確認をしておきましょう。
手順3.配信方法やコンテンツを決める
目的、デジタルサイネージ、設置方法を決めたら、最後は配信方法やコンテンツを決めましょう。
コンテンツを決める際にはまず、動画と静止画どちらがよいのかを考えます。
動画と静止画どちらにするかを決めたら、見る人にアピールしたい内容が伝えられるよう訴求ポイントを整理し、コンテンツを制作しましょう。
コンテンツの制作は以下の記事で詳しく解説していますので、気になる人はそちらもご確認ください。
デジタルサイネージを自作する方法は?事前に知っておきたい注意点も解説
屋外用デジタルサイネージを導入する際のポイント
ここでは、屋外用デジタルサイネージを導入する際のポイントを2つ説明します。
・屋外広告物条例といった法規制を確認する
・サポート体制が充実している会社を選ぶ
それぞれ詳細を確認していきます。
ポイント1.屋外広告物条例といった法規制を確認する
屋外広告物条例は、都道府県や政令市といった各自治体が街や自然などの景観を保全する目的で定めたものです。
条例に違反すると設置の停止や改修、除去などの必要措置を命じられる可能性があります。
また、条例違反した屋外看板の設置者に対して、罰金の支払いを命じる地域もあるようです。
条例の内容は各自治体によって異なるため、屋外用デジタルサイネージを設置する際は、事前に確認しておきましょう。
ポイント2.サポート体制が充実している会社を選ぶ
デジタルサイネージを提供している会社のサポート体制が充実しているかも確認しておきましょう。
万が一設置時や運用時にトラブルが起きても、早急に対応してもらえると安心できます。
とくに、機器の保証期間が設けられているか、専門の技術担当が在籍しているかという2点は確認しておきましょう。
クレストの屋外に適したデジタルサイネージ導入事例
ここからは、クレストの屋外に適したデジタルサイネージ事例をいくつか紹介していきます。
お店の情報とあわせて、デジタルサイネージの特徴を記載していますので、参考にしてください。
紹介する事例は以下の3つです。
・ココカラファイン
・Zoff
・LUSH
それぞれ説明していきます。
事例1.ココカラファイン
まずは、東京都新宿三丁目にあるドラッグストア「ココカラファイン」のデジタルサイネージ導入事例を紹介します。
クレストが担当したデジタルサイネージは、店舗正面に施工された3枚のLEDビジョンです。
昼夜問わずはっきり視認できるため周囲の店舗の明るさにも劣りません。
事例2.Zoff
つづいては、原宿にあるZoff旗艦店「Zoff」原宿店のデジタルサイネージ導入事例を紹介していきます。
クレストが担当したデジタルサイネージは、店内の様子が外から分かる透過型LEDビジョンです。
ガラス全体に設置しても圧迫感がなく、暗い夜でも店舗のアピールができます。
事例3.LUSH
最後は、新宿東口にあるハンドメイドコスメ「LUSH」のデジタルサイネージ導入事例を紹介します。
クレストが担当したデジタルサイネージは、店舗正面「LUSH」と表示されている曲面のディスプレイです。
4枚のLEDビジョンを4フロアに渡って施工しています。
輝度の高いディスプレイを使用しているため、日中でもはっきりコンテンツが見え、4面のコンテンツが連動している点もポイントです。
屋外用デジタルサイネージはクレストへ
この記事では、屋外用デジタルサイネージの特徴や、導入手順、導入する際のポイントについて解説してきました。
屋外にデジタルサイネージを設置する際には、屋外環境に適した機器を選びましょう。
とくに、防塵や防水、防熱対策がされているか、日中でもはっきり見える高輝度設計になっているかという2点は確認が必要です。
クレストでは、屋外用デジタルサイネージのご相談を受け付けています。
お問い合わせは、下記フォームを入力していただくか、( Tel : 050-1748-9953)(Mail : info@crestnet.jp ) までご連絡お願いいたします。