DISPLAY 2022.06.29
店内のアパレル商品をディスプレイするときの基本知識や具体的な事例を紹介!
アパレル店舗の店内ディスプレイを任されたけど、何をどうしたらよいのかわからない。
このような悩みをお持ちではないでしょうか。
この記事では、アパレル商品をディスプレイするときに必要な基本知識とアパレルの店舗のディスプレイの仕方やコツを紹介します。
アパレルの店舗のディスプレイについて気になっている人はぜひ内容をご確認ください。
Contents
アパレル商品をディスプレイする前に知っておくべきVMDの基本知識
VMDとは、ビジュアルマーチャンダイジングのことで、簡単にいうと商品を見やすくし、買いやすくすることです。
アパレル商品をディスプレイするときは、VMDの基本知識を理解しておくと、アパレルの店舗のディスプレイを設置する際に役立ちます。
VMDは下記3つの考え方で構成されています。
・VP(ビジュアル・プレゼンテーション)
・PP(ポイント・プレゼンテーション)
・IP(アイテム・プレゼンテーション)
それぞれどのような考え方なのか、詳しく解説していきます。
VP(ビジュアル・プレゼンテーション)
VP(ビジュアル・プレゼンテーション)とは、商品棚とは別の展示スペースにて、ブランドのコンセプトやイメージ、季節ごとのおすすめ商品などを視覚的に表現し、お客様の入店を促進することを目的としています。
店舗の中の様子が外側から見てもわかるように、POPを吊るしたり、展示ボードを高めに設置したりするのが一般的です。
VPによってお客様に対して「このお店に入りたい」と思わせることが重要です。
PP(ポイント・プレゼンテーション)
PP(ポイント・プレゼンテーション)とは、店舗のおすすめ商品や看板商品を分かりやすく設置することでお客様を誘導し足を止めさせる役割があります。
たとえば、商品の魅力を引き立たせるのに、マネキンやトルソーを活用する場合が多いです。
看板商品のマネキンは、さまざまなコーナーの中心となり、商品のプレゼンテーションとして重要な役割を担います。
IP(アイテム・プレゼンテーション)
IP(アイテム・プレゼンテーション)とは、商品の分類や整理をおこない、より見やすく魅力的な商品陳列をすることで、お客様が商品を手に取りやすくすることをいいます。
商品の陳列方法はさまざまで、色やサイズ、量などの規則性を持たせて商品を並べる方法や左右対称に商品を並べる方法などがあります。
アパレル商品が売れやすいディスプレイにする4つのコツ
アパレル商品を売れやすいディスプレイにするためのコツは、以下の4つがあります。
・季節感を出してイメージしやすくする
・カラーコーディネートで統一感を演出する
・トレンドアイテムの見せ方を工夫する
・客だまりのポイントを設定する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
コツ1.季節感を出してイメージしやすくする
商品ディスプレイに季節感を出すと、商品のイメージが浮かびやすくなり、一般的には購買につながりやすくなるとされています。
たとえば、夏なら薄手のシャツや冷感素材の商品をメインにディスプレイし、ブルー系の色を中心にした装飾をくわえると、夏のイメージを演出できるでしょう。
季節ごとのディスプレイや装飾については、下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
季節ごとの店舗ディスプレイ作成のコツを解説!おしゃれな実例や注意点も紹介
コツ2.カラーコーディネートで統一感を演出する
ディスプレイのカラーコーディネートによって統一感を演出すると、一般的には見やすさが増すとされています。
そのため、ディスプレイには多くの色を使い過ぎないことを意識し、商品やディスプレイのイメージに合った色を3色程度に抑えるとよいでしょう。
コツ3.トレンドアイテムの見せ方を工夫する
トレンドアイテムを紹介する際には、お客様がすでに持っている可能性が高い定番のアイテムとトレンドアイテムをコーディネートしたマネキンなどを設置すると、イメージが湧きやすくなり、購買につながりやすくなる場合があります。
その際には、定番アイテムを中心にし、あえてトレンドアイテムは脇役にするディスプレイを設置することで他店との差別化が図れる場合もあります。
どの店舗もトレンドアイテムは主力商品としてアピールしたいはずなので、見せ方は工夫するようにしましょう。
コツ4.客だまりのポイントを設定する
客だまりポイントとは、アピールしたいメインのディスプレイの横にある実際に商品が積まれたラックやトルソーのことです。
たとえば、店舗ディスプレイに連動させた傾斜ラックや、店舗の入口付近におすすめ商品をコーディネートしたトルソーを設置するとよいでしょう。
商品が売れやすいアパレル店舗に共通する3つのポイント
じつは、商品が売れやすいアパレル店舗には共通点があるとされています。
以下は具体的な共通点です。
・店舗レイアウトの構成が工夫されている
・商品がわかりやすく陳列されている
・魅力的なメインディスプレイがある
それぞれ詳しく解説していきます。
ポイント1.店舗レイアウトの構成が工夫されている
店舗のレイアウトの構成が工夫されていると、お客様に手にとってほしい商品を強調しやすくなったり、快適に買い物をして頂ける可能性が高まります。
店舗レイアウトを構成する際には、以下のようなことを意識するとよいでしょう。
・店頭に売れ筋商品を並べる
・強化商品専用のラックなどを配置
・靴を試着するための椅子の設置
・服を合わせるための鏡や手荷物台の設置
お客様に店頭の売れ筋商品をアピールし、さらに売れ筋商品に実際に触れてもらうラックなどを配置することでお客様との接触回数を増やせます。
また、椅子や鏡、手荷物台の設置は、お客様がショッピングをする際に感じるストレスを軽減することができるでしょう。
どうすればお客様に商品をアピールできるのかを考え、店内のディスプレイを設置しましょう。
ポイント2.商品がわかりやすく陳列されている
整理整頓をし、商品が探しやすくなっているのも重要なポイントの1つです。
どこに何が置いてあるか分かるように整理されている商品棚だと、お客様は目当てのものを見つけやすく、商品を手に取る機会が多くなります。
また、同じカテゴリーごとに商品を分けて陳列することも重要です。
一般的にはトップスのカテゴリーの中でも、Tシャツ、シャツ、ブラウス、とさらにまとめると見やすく分かりやすい商品棚になりやすい傾向にあります。
ポイント3.魅力的なメインディスプレイがある
メインディスプレイが魅力的であれば、お客様の注目を集めるアイキャッチとなります。。
メインディスプレイには、以下のような商品を並べることが多くあります。
・店舗の人気商品
・インターネット上で話題の商品
・一押しアイテム
これらの商品をトルソーやマネキンを活用したディスプレイすることで、お客様が購入後のイメージを浮かべやすくなります。
また、以下の動画では、アパレル店舗にデジタルサイネージを導入する際、失敗しやすいポイントと回避する方法を紹介しています。
気になる人はぜひ内容をご確認ください。
クレストのアパレルのディスプレイ事例
ここからは、クレストが手掛けたアパレルのディスプレイ事例を3つ紹介していきます。
・CHARLES & KEITH
・Sea Room lynn
・3/4threequarter
それぞれのディスプレイの特徴を写真と一緒に見ていきましょう。
事例1.CHARLES & KEITH
1つ目は、「CHARLES & KEITH」のディスプレイ事例です。
黒ベースにゴールドを使うことにより、高級なブランドイメージを演出しました。
さらに、淡いピンクを入れることで可愛らしさをプラスし、庶民的で近寄りやすい店頭ディスプレイを意識しています。
事例2.Sea Room lynn
次は、「Sea Room lynn ルミネエスト新宿店」のディスプレイ事例です。
トロピカル布で上質感を演出し、ディスプレイした洋服を際立たせているのがポイントになっています。
また、見栄えをよくするだけではなく、壁に傷がつかないように工夫をこらしました。
事例3.3/4threequarter
最後は、「3/4threequarter 新宿ミロード店」のディスプレイ事例です。
店舗のようにハンガーにかけられた商品をディスプレイし、シンプルに商品自体のアピールを行うと同時に、マネキンでコーディネートの提案を行っています。
着用イメージがわきやすく、シンプルにブランドの雰囲気を伝えるディスプレイです。
アパレル店内のディスプレイに迷ったらクレストへ
店内のアパレル商品をディスプレイするときに必要な基本知識を紹介してきました。
VMDの基本知識を知っておけば、魅力的なアパレル商品のディスプレイをすることができるでしょう。
VMDは、下記の3つの考え方があります。
・VP(ビジュアル・プレゼンテーション)
・PP(ポイント・プレゼンテーション)
・IP(アイテム・プレゼンテーション)
基本知識を理解したうえで、店内のディスプレイ設置に挑戦しましょう。
また、アパレル商品のディスプレイについてお悩みの場合は、ディスプレイクレストへご相談ください。
当社では、お客様とともにブランドのイメージや哲学が伝わりやすいディスプレイ作りのお手伝いをさせて頂きます。
お問い合わせは、下記フォームを入力していただくか、( Tel : 050-1748-9953)(Mail : info@crestnet.jp ) までご連絡お願いいたします。