DIGITAL 2022.06.08
電子棚札を店舗に導入するメリットや事例を紹介!価格相場や課題についても解説
店舗で価格変更があるたびに、紙の棚札を用意するのが手間だと感じることはありませんか。
電子棚札を導入すれば、価格変更の際に必要な手間を省けるなどのメリットがあります。
この記事では、電子棚札とはどのようなものかを解説します。
店舗における活用事例、電子棚札導入におけるメリットや課題点などを紹介していくので、導入の検討に役立てていただければと思います。
電子棚札とは
電子棚札(読み方:でんしたなふだ)とは、無線通信やデジタル機器などのITを活用した棚札です。
また、電子棚札の英語表記はElectronic Shelf Label、略称としてESLと表記されることもあります。
棚札とは、商品名と価格を記したプライスカードのことです。
主にスーパーマーケットなどの小売店で利用されることが多くなっています。
電子棚札では、ITを駆使することで棚札の役割をより引き出すことが可能です。
電子棚札の仕組み
電子棚札は価格を表示する小型デバイスをネットワークに接続することで価格を表示します。
天井や高所などに赤外線発信装置を埋め込み、パソコンからのデータが電子棚札発信されるという仕組みです。
ネットワークで管理している価格情報を一括してデバイスに送信するため、価格の表示ミスをほぼゼロにすることが可能です。
電子棚札導入のメリット
店舗を効率よく運営するためには、経営コストを削減して売上を上げることが重要です。
電子棚札を導入すると、以下のメリットがあります。
・棚札交換の手間を減らすことができる
・ペーパーレス対応で余計なゴミを削減できる
・お客様への訴求力を高めることができる
それぞれ詳細を確認していきましょう。
メリット1.棚札交換の手間を減らすことができる
値札の貼り替え作業を手動でおこなうと、人員コストがかかってしまいます。
しかし、電子棚札を導入することで、人の手による棚札交換作業が不要になるのです。
また、棚札交換の手間を減らすことで、人の手による入力ミスを減らすことにも繋がります。
メリット2.ペーパーレス対応で余計なゴミを削減できる
電子棚札を導入することで、ペーパーレス対応ができます。
電子棚札は1つで複数の価格表示ができるので、何枚も紙の棚札を用意する必要がありません。
結果として、紙やインクの費用削減につながるのです。
また、紙の棚札を減らすことで、棚札の在庫管理をするスペースが不要になり、省スペースにも繋がります。
ほかにも、紙を使用しなくなるので、環境保全にも好影響があるとされているのです。
メリット3.お客様への訴求力を高めることができる
電子棚札を導入することで、ダイナミックプライシングに対応できます。
ダイナミックプライシングとは、商品の価格をタイムリーに変動させることです。
たとえば、スーパーマーケットでお客様の来店が集中する時間に行うタイムセールなどが挙げられます。
タイムリーに価格を変えて、タイムセールなどを行うことで、お客様に商品を訴求できます。
電子棚札を導入するデメリット
導入メリットの多い電子棚札ですが、導入する際には以下の注意点があります。
・導入コストがかかる
・価格が目立ちづらい
これらの課題を解決するためには、導入時の効果を検討してみること、従来の紙の棚札と組み合わせて使用することが有効です。
それぞれ詳細を確認しましょう。
デメリット1.導入コストがかかる
電子棚札を導入する際は、紙の棚札よりも導入コストがかかります。
メーカーやサイズにもよりますが、電子棚札は1枚あたり数千円という価格が相場です。
そのほか、ネットワーク構築やソフト導入などの費用がかかります。
電子棚札は、長期的に店舗のランニングコストを削減できるといったメリットがありますが、店舗の規模によっては導入コストのほうが高くなってしまう点には注意が必要です。
店舗の規模を考慮したうえで、導入コストに見合うだけの効果を得られるかどうかを検討し、電子棚札を導入するとよいでしょう。
デメリット2.価格が目立ちづらい
電子棚札では価格が目立ちづらいというデメリットがあります。
従来の紙による棚札では、黄色や赤色などの色を活用して価格を目立たせていました。
しかし、電子棚札では赤と白の2色表示が主流であり、お客様の目を惹くような特別な演出が難しくなっているのです。
こうした課題を解決するために、電子棚札と従来の紙の棚札を組み合わせるといった解決策を準備しましょう。
電子棚札の価格
電子棚札の価格はメーカー・サイズによって異なります。
目安として、スーパーに展示する場合は1枚あたり1,500~5,000円という価格相場です。
従来の紙の棚札と比べると、1枚あたりのコストは割高と言えるでしょう。
しかし、電子棚札は電気製品であるため、紙の棚札と比べて再利用が可能です。
そのため、長期的に見ればコスト削減につながる可能性があります。
電子棚札の導入を検討中ならクレストへご相談を
電子棚札を導入すれば、商品価格が変更になった際に、棚札を入れ替える手間をなくすことができます。
そのほかにも、レジと連動させて値段の打ち間違いを防ぐ効果や、文字が読みやすくお客様が見やすくなるといったメリットもあるため、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
クレストでは、電子棚札のご提案をすることが可能です。
予算に応じて最適なご提案ができるのはもちろん、幅広い業界で培ったノウハウを余すことなくお伝えします。
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