DIGITAL 2022.06.03
デジタルサイネージを自作する方法は?事前に知っておきたい注意点も解説
デジタルサイネージの導入を考えている人のなかには、コンテンツを自作できるか知りたい人もいるのではないでしょうか。
デジタルサイネージのコンテンツを自作するには、具体的な方法や注意点を理解する必要があります。
本記事では、デジタルサイネージのコンテンツの自作方法と自作する際の注意点について解説しますので、詳細が気になる人は最後まで記事をご確認ください。
デジタルサイネージは自作できる?
結論からいうと、デジタルサイネージは自作できます。
自作の方法は以下の3つです。
・静止画コンテンツから自作
・動画コンテンツから自作
・デジタルサイネージ実装のみの自作
静止画と動画のコンテンツを自作すれば、コンテンツ変更のたびにかかる初期費用やランニングコストを抑えられる可能性があります。
また、デジタルサイネージの実装を自作する場合は、導入コストの削減が期待できます。
一方、自作のデメリットは、サポートや保障がない点です。故障やトラブルが起きたときに、自社で対応しなければならないので注意しましょう。
デジタルサイネージを自作する方法
ここではデジタルサイネージを自作する方法について、次の3点に分けて解説します。
・静止画コンテンツから自作して実装する
・動画コンテンツから自作して実装する
・デジタルサイネージの実装のみを自作する
具体的に使用するソフトの紹介もおこないますので、詳細を確認しましょう。
方法1.静止画コンテンツから自作して実装する
静止画コンテンツから自作して実装するには、PhotoshopやIllsutrator、PowerPointがおすすめです。
静止画を組み合わせてスライドさせると、ストーリー性のある仕上がりになります。
作成する際のポイントは、1つの画像に対してひとつのメッセージや情報を入れることです。
メッセージや情報を盛り込み過ぎると読む前に画像が切り替わり、伝わりにくくなってしまうので注意しましょう。
方法2.動画コンテンツから自作して実装する
動画コンテンツから自作して実装するなら、PowerPointやKeynoteがおすすめです。
PowerPointやKeynoteはプレゼンテーションソフトで、文字や写真、グラフなどを使ったスライドをもとに動画作成ができます。
簡単にコンテンツ動画を作れるので、コンテンツ作成に不慣れでも比較的安心できるでしょう。
作成するコツは、伝えたい情報をわかりやすく表現することです。
消費者の目を引くことも重要ですが、インパクトだけでは情報が伝わりにくくなってしまいます。
そのためにも、消費者に伝えたい情報を明確にしてからコンテンツ作成を始めましょう。
方法3.デジタルサイネージの実装のみを自作する
デジタルサイネージの実装のみを自作するもっとも簡単な方法は、一般家庭モニターとDVDプレイヤーを組み合わせることです。
どちらも家電店で手に入るので手軽に始められますし、機材が豊富なので選択の幅も広がります。
安くて簡単に自作できることがメリットですが、以下のようなデメリットも存在するので注意しましょう。
・場所を取る
・モニターとDVDプレーヤーの間のケーブルが目立つ
・電源ケーブルが必要
・コンテンツの内容を交換するときには、ディスクを店舗に届ける必要がある
モニターとDVDプレイヤーを置く場所を確保しなければならないため、空間演出能力は高くありません。
また、デジタルサイネージの稼働状況や対象コンテンツがいつ流れたのかを把握できないなど、機能面にも不安がある点も理解しておきましょう。
デジタルサイネージを自作する際の注意点
デジタルサイネージを自作する際には、注意点を押さえておくことで、反響が得られるデジタルサイネージを作成できる可能性が高まります。
デジタルサイネージを自作する際の注意点は、以下の3つです。
・著作権
・コンテンツの品質
・訴求ポイントの整理
それぞれ詳細を解説します。
注意点1.著作権
コンテンツの自作でもっとも注意しなければならないのが著作権です。
自社で撮影したものであれば問題ありませんが、CMやテレビ番組を録画して流したり、他人が作成した画像や動画を使用したりすると著作権侵害の危険性があります。
著作権以外にも、本人の許可なく顔や姿態が映った画像や動画を使用してしまうと肖像権侵害となってしまうため細心の注意が必要です。
注意点2.コンテンツの品質
デジタルサイネージを自社の情報発信や宣伝、ブランディングに活用するためには、コンテンツの品質が重要です。
画質の悪い画像を何枚かスライドで流しても期待できるような反響は得られませんし、自社のイメージが悪くなってしまう可能性さえあります。
コンテンツの品質にくわえて、人をひきつけることと、アピールしたい内容をしっかりと伝えることを意識してつくることも重要です。
注意点3.訴求ポイントの整理
デジタルサイネージで自社の商品を広告として紹介する場合は、見る人の印象に残るように、訴求ポイントの整理をおこないましょう。
訴求ポイントとは、消費者の購買意欲に働きかけるための情報や表現のことです。
デジタルサイネージはテレビと違い、長時間見続けるものではありません。
設置場所によっては、歩きながら目を向けられた短時間にアピールをする必要があるのです。
そのためには、コンテンツをつくる前に、必要な情報や盛り込みたいアピールポイントの把握と整理をおこないましょう。
また、集客と販促の課題を分析してからコンテンツを作成することも重要です。
ターゲットを絞るのか、多様な人に訴求するのかによっても、コンテンツの趣向が変わります。
デジタルサイネージは、自社情報や宣伝を流すだけで反響が呼べるものではありません。
分析と把握をしてからコンテンツを作成することが、よいコンテンツをつくり出すことにつながります。
クレストのデジタルサイネージ事例
デジタルサイネージを自作することができますが、挑戦をしてみて難しいと感じた場合には、専門業者へ依頼する方法も有効です。
クレストでは、長年看板づくりに携わってきた経験から、お客様の求めるイメージにあったデジタルサイネージを提案します。
ここでは、クレストのデジタルサイネージ事例を3つ紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
事例1.ココカラファイン
LEDディスプレイを使用したデジタルサイネージのことをLEDビジョンと言います。
LEDビジョンは、サイズの調整が自在にできるため、ココカラファインの事例のように大型サイズでインパクトを与えることが可能です。
また、太陽光に負けない明るさを持っているため、昼間でも通行人の目に止まります。
ココカラファインのような大型サイズのデジタルサイネージを導入する場合は、自作するのは難しくなります。
事例2.ASICS
こちらもLEDビジョンです。
LEDビジョンは発光体の明るさを示す輝度が高いので、歩きながら遠くからでも情報が目に入りやすく宣伝効果が期待できます。
また、LEDビジョンは、白と黒のコントラスト比が高く、黒をきれいに表現します。
画像が鮮明に映るので、商品の美しさをアピールしたいときにおすすめです。
事例3.RAMEN火影
こちらは、LCDと呼ばれる液晶ディスプレイを使用したデジタルサイネージです。
LCDは解像度が高く細かい文字をきれいに映し出すことができるので、文字を使用した情報発信に適しています。
RAMEN火影様のように、メニュー表をデジタルサイネージで表現したいときにLCDはおすすめです。
ここで紹介した事例のように、クレストではお客様の表現したいイメージや設置目的に合わせたデジタルサイネージの提案をおこなっております。
デジタルサイネージの導入に悩んだらぜひお気軽にご相談ください。
また、以下の動画では、クレストが担当した事例を確認しながら、それぞれで工夫したポイントなどをより詳細に解説しています。
気になる人はぜひ内容をご確認ください。
反響を呼べるデジタルサイネージの導入はクレストへご相談を
デジタルサイネージはコンテンツは自作することが可能です。
しかし、設置場所や設置目的に合わないものを作成してしまうと宣伝効果が軽減してしまう可能性があるので注意しましょう。
また、デジタルサイネージの自作に挑戦してみて難しいと感じた場合は、専門業者に依頼することも検討しましょう。
クレストでは、デジタルサイネージを導入する際の相談を受け付けております。
さまざまな業種と取引をした経験からお客様の目的に応じたデジタルサイネージの提案が可能です。
お問い合わせは、下記フォームを入力していただくか、( Tel : 050-1748-9953)(Mail : info@crestnet.jp ) までご連絡お願いいたします。