DISPLAY 2022.04.30
飲食店の店頭にディスプレイを設置するメリットや注意点を解説
飲食店を経営するにあたって、どのようなディスプレイにすればお客様が来店しやすくなるか気になる人は多いのではないでしょうか。
飲食店の店頭に設置するディスプレイは、お客様の目につくポイントであり、店舗のイメージを左右します。
ディスプレイにインパクトがあり、好印象を抱いて頂ければ、集客や認知度向上にもつながりますよ。
今回の記事は、飲食店の店頭にディスプレイを設置するメリットや注意点について解説しています。
この記事を読めば、飲食店の店頭ディスプレイについてのメリットや注意点を知ることができ、店舗に入りやすいディスプレイについての知識を得られます。
これから飲食店経営を検討している人は、ディスプレイの導入を具体的に想像できるようになるでしょう。
Contents
飲食店の店頭のディスプレイに力を入れるメリット
ディスプレイの最大の目的は「お客様に見つけてもらう」ことです。
上記の基本をふまえたうえで、飲食店の店頭のディスプレイに力を入れるメリットを説明していきます。
メリットは以下の3つです。
・認知度が上がる
・店舗のイメージがわく
・集客効果がある
それぞれ説明していきます。
メリット1.認知度が上がる
店頭に設置するディスプレイは、お客様の認知度を上げるために必要です。
お客様が店舗に入る前に目につき、印象にも残りやすいものであれば、集客力が高まるでしょう。
認知度を高めるには、どのような商品を扱っているのか、価格はどれくらいなのかをディスプレイから分かるようにすることが重要です。
ディスプレイを設置せず「入りづらい店舗」という印象を持たれるよりは、ディスプレイを設置して「入りやすい店舗」と思ってもらったほうが認知度が上がります。
とくに、飲食店を始めたばかりの段階では、とにかく「知ってもらう」ことが大切なため、ディスプレイでしっかりアピールできるようにしましょう。
メリット2.店舗のイメージがわく
店頭にディスプレイを用意することで、店舗のイメージがわきやすくなります。
たとえば、お客様が、店頭のディスプレイを見て、「ケーキの種類が豊富で、友達とのお茶会によさそう」や「カウンター席が用意されており、1人でも来店しやすそう」などのイメージを持ってもらえれば、適当なシチュエーションの際に、来店を検討してくれるかもしれません。
店舗の第一印象も大切ですが、お客様にどのようなイメージを持ってもらえるかも意識しましょう。
メリット3.集客効果がある
店頭のディスプレイを見て、よさそうな店舗だから入ってみたという経験がある人は多いのではないでしょうか。
店舗の外からお客様に向けて視覚的にアピールすることは大切なポイントです。
また、誰かがディスプレイの写真をSNSにあげたら、それを見た別の人が店舗に来てくれるかもしれません。
1人のお客様からたくさんの人に情報共有されて集客につながれば、ディスプレイを設置する価値はあると言えるでしょう。
飲食店の店頭にディスプレイを設置する際の注意点
ここまで、飲食店の店頭にディスプレイを設置するメリットについて述べてきましたが、注意点が知りたい人も多いのではないでしょうか。
メリットを知るのも大切ですが、注意点も知っておくことで、失敗しないディスプレイづくりができます。
注意点は以下の3つです。
・競合店舗と比較する
・地域の広告物条例に注意する
・著作権に注意する
それぞれ詳しく説明していきます。
注意点1.競合店舗と比較する
店頭にディスプレイを設置する際は、自分の店舗だけで考えるのではなく、周りにある競合店舗のディスプレイと比較してみましょう。
競合店舗のディスプレイと比較する際に意識したポイントは以下のとおりです。
・競合店舗は、どの層のお客様を集客したくてディスプレイを制作しているのか
・ディスプレイを見て、どのような印象を受けるか
・その店舗ならではの強みをどのように強調しているか
競合店舗のディスプレイでよいと感じたポイントは、自分の店舗のディスプレイにも積極的に取り入れましょう。
ただし、競合店舗とまったく同じでは意味がありません。自分の店舗の特徴をアピールし、競合店舗と差別化を図ることで「来店したくなる店舗」と思ってもらえるのです。
注意点2.地域の屋外広告物条例に注意する
ディスプレイを作成したのはいいものの、店舗が入るビルや地域の屋外広告物条例に違反していてはいけません。
屋外広告物条例とは、景観や見晴らしの維持や公共への害を防止する目的で自治体が定めた規制を示した条例のことです。
屋外広告条例に違反している場合、自治体に撤去されてしまう可能性があります。
たとえば、ビルに張り紙をしてもよいか、立て看板やタペストリーは飾ってもよいのかなど、区市町村によって条例の中身はさまざまなため、事前にしっかり確認しておきましょう。
注意点3.著作権に注意する
飲食店の店頭にディスプレイを設置する際は、著作権に注意しなければなりません。
許可なく著作物を使用した場合には、使用料を請求される可能性もあります。
昨今では、インターネットでイラストや写真など検索すれば簡単に店頭ディスプレイに適した画像を探すことが可能です。
しかし、それらのすべてに著作権があります。
店舗のディスプレイ用にイラストや写真を使いたいのであれば、自分でデザイン・撮影するか、誰かに依頼して作成してもらうのがおすすめです。
店舗に入りやすいディスプレイにするポイント
ここまで、店頭にディスプレイを設置するメリットと注意点について説明してきました。
ディスプレイは店舗に対するお客様の認知度を上げ、イメージや集客につながるため大切です。
一方で、条例や著作権に違反しない、競合店舗と同じにしないといった注意点も理解する必要があります。
それらを踏まえたうえで、店舗に入りやすいディスプレイにするにはどのようにしたらよいのでしょうか。
魅力的なディスプレイにする3つのポイントを紹介します。
・アイキャッチ効果が高い
・商品や価格が情報開示されている
・親近感のある言葉で呼びかける
それぞれ説明していきます。
ポイント1.アイキャッチ効果が高い
アイキャッチとは、見ている人の目を引くための画像や映像のことで、飲食店でいうところの店頭ディスプレイ(立て看板やタペストリーなど)にあたります。
お客様が入りやすくするためには、店舗の雰囲気や様子が一目で分かるよう、アイキャッチ効果を高めたディスプレイにしましょう。
ディスプレイからの視覚情報は限られていますが、色味やメニュー、価格帯などが通りすがりの人に魅力的に映れば「入ってみよう」と思ってくれるかもしれないからです。
店舗入り口のデザインがおしゃれでかわいいものだと、思わず入ってみたくなるのではないでしょうか。
ディスプレイも同様にアイキャッチ効果を高めることで、入店しやすくなります。
ポイント2.商品や価格が情報開示されている
飲食店に「おしゃれだけど入りづらい」と感じたことはありませんか。
これは、価格帯やどのようなメニューがあるのかなど、店舗の詳細が分からないことが原因です。
初めて店舗に来る人は、たまたま通りすがった人もおり、予算も決まっていないかもしれません。
そのような人は、入店したはよいが思った以上に価格が高かったという事態を恐れている可能性が高いのではないでしょうか。
ディスプレイで情報開示する際は、定番メニューやその日おすすめのメニューとあわせて価格などを分かりやすくしておきましょう。
また、アプリ提示で割引や次回使えるクーポンなどのサービスが併記されていると、リピート率が上がる可能性があります。
ポイント3.親近感のある言葉で呼びかける
初めての人でも入りやすいように、店舗の雰囲気を明るくすることはもちろん大切です。
しかし、同時に親近感のある言葉で呼びかければ、はじめて入店する人への不安を少しでも払拭できます。
たとえば「コーヒー1杯だけでもOK」や「単品でも注文できます」など、お客様が少しでも不安に思う部分に着目して、ディスプレイに一言添えてあげましょう。
そうすれば、「コーヒー1杯でもいいんだ」とお客様も親近感がわき、次の来店にもつながります。
入店のハードルを下げることもディスプレイの役目です。
しかし、いざ店舗に入りやすいディスプレイを作るのは難しいと感じる人もいるのではないでしょうか。
そのような場合は、ディスプレイや広告を扱っているプロにお願いすることを検討するのがおすすめです。
飲食店の店頭ディスプレイ事例
ここからは、飲食店のディスプレイ事例をいくつか紹介していきます。
店舗の情報とあわせて、ディスプレイの特徴を記載していますので、参考にしてください。
紹介する店舗およびディスプレイは以下の3つです。
・羽田市場
・BAKE
・RAMEN火影
それぞれ説明していきます。
事例1.羽田市場
まず、JR東日本最大規模の商業施設、グランスタ東京内にある「羽田市場」について紹介します。
「羽田市場」は、東京都内でも新鮮な魚が食べられるようにと、全国各地から水揚げされた新鮮な魚を飛行機で輸送するという方法を生み出した会社です。
グランスタ東京には「海鮮居酒屋 羽田市場」と「回転寿司 羽田市場」2軒が向かい合うように店舗を構えており、どちらでも新鮮な海の幸を楽しめます。
そこには、49インチのモニターの壁掛け型デジタルサイネージが「海鮮居酒屋 羽田市場」の、のれん横にあります。
内容はその時々で異なりますが、モニターの大きさいっぱいに商品を表示することで、アイキャッチ効果を高めることを意識しました。
何が店舗のウリなのか、その日のおすすめはどのような料理なのかが一目で分かるようにすることで、お客様が入店しやすいようにしています。
事例2.BAKE
続いては、ジェイアール名古屋タカシマヤ店内にある、焼きたてチーズタルトの専門店「BAKE」です。
2017年に期間限定で出店していましたが、2018年には正式出店するほど人気の店舗となっています。
チーズタルトをイメージした黄色を基調とする、黒が映えるスタイリッシュな見た目が特徴です。
クレストが担当したのは、店外に設置された商品が書かれたディスプレイです。
どのような商品を扱っているのか一つひとつ写真で分かるようにすることを意識し、価格もしっかり表記されています。
店舗に入る前に商品や価格が分かるようにすることで、初めて入店する人にも安心感を持って頂くことが目的です。
また、デジタルサイネージでは、スタッフおすすめ商品や新商品を、定番商品と一緒に表示することができます。
クロスセルをねらえるため、売上アップにつながる可能性があるでしょう。
事例3.RAMEN火影
最後に紹介するのは、東京・東十条にあるラーメン店「麺処ほん田」の店主・本田裕樹がプロデュースしたラーメン店「RAMEN火影」です。
「RAMEN火影」は、「麺処ほん田」のファンをも虜にするほどおいしいと言われています。
人気メニュー「特製鶏だし塩RAMEN」をはじめ「特製濃厚豚骨魚介つけ麺」や「特製鶏だし醤油RAMEN」など充実したラインナップが店舗の魅力です。
クレストが担当したのはメニューを表示させているデジタルサイネージです。
大きいモニターでどのようなラーメンを提供しているのかが、一目で分かるようになっています。
また、初めてのお客様でも安心して入店頂けるように価格も併記されています。
RAMEN火影は、おしゃれな雰囲気の店舗です。
そのため、デジタルサイネージで人気メニューをスタイリッシュに表示させることで、女性でも気軽に入れるようにすることも意識しています。
クレストでは、ここまで紹介してきた以外にもたくさんのディスプレイを担当しています。
飲食店の店頭ディスプレイについてのご相談や気になることがございましたらお気軽にご相談ください。
飲食店の店頭ディスプレイにお困りの場合はクレストへ相談を
この記事では、飲食店の店頭にディスプレイを設置するメリットや注意点、店舗に入りやすいディスプレイにするポイントについて述べてきました。
店頭ディスプレイは、お客様の目に止まりますし、店舗のイメージアップや集客アップにつながります。
ただし、競合店舗と比較しないままディスプレイを設置してはいけません。
アイキャッチ効果を高め、メニュー内容や価格、サービス内容を開示することで入りやすい店舗になり、競合店舗と差別化できます。
多くの人が訪れる、売れる店舗作りをするために、店頭ディスプレイを設置してみましょう。
クレストでは、飲食店の店頭ディスプレイのご相談を受け付けています。
これまでさまざまな店舗のお客様に提案をした経験から、ご要望に応じた店頭ディスプレイの作成が可能です。
デザインからのご依頼やデジタルサイネージの手配も可能なので、ぜひお気軽にご連絡ください。
相談の方法は、下記フォームを入力していただくか、( Tel : 050-1748-9953)(Mail : info@crestnet.jp ) までご連絡お願いいたします。