RETAIL TECH 2021.04.09

これからの時代は買って応援|リテール業界の方必見“エシカル消費”を解説

 

2020年から、マーケティング界隈では「デジタルシフト」や「サスティナブル」など、様々なワードがトレンドに上がっていました。

 

中でも再注目されているのが“エシカル消費(応援消費)”というワードです。

 

この消費者行動のおかげで業績が伸びたという企業様も多いのではないでしょうか。

 

今回は、リテール業界の方に参考にしていただきたいエシカル消費についてお話していきます。

 

前回の記事:「活用できない!」をなくす。店舗分析ツールを導入後のサポート内容についてご紹介

 

エシカル消費とは

 

そもそもエシカル(ethical)という言葉は、「倫理的な」「道理的な」という意味を持ち、環境保全や地域・社会への考慮といった意味合いで使われることが多いです。

 

そこに“消費”が付け加えられることで、購買する=環境、地域、社会など何かしらに貢献できる、といったように捉えられます。

 

ハンドメイド化粧品、バス用品メーカーで有名なLUSH(ラッシュ)は、代表的なエシカル企業と呼ばれています。

 

その理由の1つに、動物実験を行うサプライヤーから原材料を購入しないというエシカルバイイング(倫理的な買付)を取り入れているということが挙げられます。

 

「動物実験」という社会問題を企業が率先して掲げることで、消費者は購買を通して、その企業活動を支援するという形が成り立ちます。

 

このような意味合いだけではなく、いち生産者を応援するといった意味での購買も消費者の間で広がっています。

 

とくに、お米などの食料品で、生産者の写真とコメントが載っている商品を見かけることが多いです。

 

消費者目線で考えると、ただ自分にとって都合が良いだけではなく、購買することで何に役に立つのかがわかるような商品であれば、多くの人の購買活動に繋がりやすくなるかと思います。

 

なぜエシカル消費が注目されているのか

 

エシカル消費はSDGsに深く関係しています。

 

このSDGsについて簡単に説明すると、2030年までに達成すべき「世界共通の目標」として国連で採択された持続可能な開発目標のことを指します。

 

SDGsに含まれている目標12番目である「つくる責任 つかう責任」は、まさにエシカル消費と同じことです。

 

これにのっとって消費者庁も啓蒙活動を行い、エコ商品を選ぶ、買い物にマイバッグを使うといった行動を提案しており、消費者の中でも関心が広がりました。

 

また、2020年に起きた新型コロナウイルスの拡大も要因の1つとして挙げられます。

 

新型コロナウイルスの影響で外出が規制され、店舗の売上が低迷した企業が増え、中には倒産・事業撤退したところもありました。

 

そのような悲しいニュースを見た消費者は「自分の好きなお店も無くなってしまうのではないか」という心配が募り、その企業・店舗の商品を買って応援しようという活動が広がりました。

 

直接店舗に行くことも難しい状況だったので、オンラインショッピングの普及だけではなくクラウドファンディングを立ち上げ、ブランドを応援している顧客が参加し、資金を調達しているところも多く見受けられました。

 

昔とは違い、欲しいものは誰でも変える時代であるため、消費者は多くの購買リストから“企業、ブランド、生産者の想い”に共感する商品・サービスを選んで買うという傾向にあります。

 

これは、以前の記事でご紹介した、「マーケティング4.0」に出てくるカスタマージャーニーのゴールである「推奨」とつながっています。

 

記事:リテールビジネスの変革|次世代マーケティング4.0とは

 

企業のターゲットとなる層の需要に合わせるだけではなく、他の人に勧めたくなるような商品・サービスとは何か、突き詰めることが必要です。

 

リテール企業ができる取り組みとは

 

アパレルや飲食店など、業態によって方法は異なってきますが、リテール業界がエシカル消費の実現を目指すことは不可能ではありません。

 

積極的に取り入れている企業だと消費者に知ってもらえれば、企業としての価値が高まり、他社との競争優位性を確立できる可能性が高まります。

 

エシカル消費への試みに少しでも興味がある方は、ぜひ下記を参考にしていただければと思います。

 

環境に配慮した製造や販売を実施

 

例えば、再生エネルギーを商品に取り入れたり、プラスチックを取り入れることを廃止したりなど、少しでも環境にとってプラスになるようようなことを行います。

 

従来のサプライチェーンの内容から大幅に変更することが不可能でも、変えられるところから取り入れてみることはできるのではないでしょうか。

 

また、リアル店舗にエコ素材のデザインや什器を取り入れることも、今以上に流行るのではないかと考えられています。

 

一例ではありますが、弊社ではSDGsへの取り組みにおいて、以下のような商材をリアル店舗に提案しております。

 

・石灰石ペーパー(商品名:LIMEX )

 

含有率の50%以上が石灰石となっており、木材や水をほとんど必要とせず、非常に環境に優しい素材として有名です。

 

紙とプラスチックの代替品として利用できる為、印刷も可能で、多種多様な使い方が可能です。

 

参考記事:残り10年を切った “SDGs” の目標に向かってクレストが提案できる取り組み (Vol.2)

 

・段ボール什器

木什器は燃やすと二酸化炭素が発生しますが、その一方で、段ボールならリサイクルできるため環境に負荷がかかりません。

 

また、ネジや工具、接着剤など副資材は一切必要なく、誰でも簡単に組み立てることもできます。

 

参考記事:「旅する什器」でエコに、手軽に、アイキャッチ効果抜群の演出をしませんか?

 

ストーリーを公開する

 

どの企業にも、商品・サービスが作られるまでに様々な過程があり、その裏には開発者の社会に対する思いや苦労が隠されています。

 

中にはストーリーに感銘、共感してくれる消費者もいるかと思いますが、ただ商品・サービスを買うだけではスト―リーに触れることはできません。

 

企業のHPやSNS、店舗のPOPなどでメッセージにし、伝える機会を増やすことが必要です。

 

このような「ストーリーテリング」という手法を使うことで、消費者に訴え、購買行動を喚起させられる可能性が高まります。

 

まとめ

 

上記でもお話した通り、開発から販売まで全てにおいてエシカル消費を意識するということは簡単なことではありませんし、全員が関心あるというわけではありません。

 

しかし、サスティナブルに配慮した商品とそのことを表示したPOPを店頭に置いた場合、他の商品と比べて注目するお客様が多いと想像つくのではないでしょうか。

 

これからはさらにエシカル消費をコンセプトにした店舗や商品が増え、今以上に関心をもつ消費者が増えていくと予想されています。

 

まだ店舗内で取り組みをされていない場合は、消費者から応援されるような店舗作りとは何か、考えるところからスタートしてみてはいかがでしょうか。

 


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