RETAIL TECH 2021.03.12

【計測ツール活用方法】イベント出展する企業向け プロモーションを効果測定する方法をご紹介

顧客獲得のために企業が行う戦略の1つに“イベント出展”があります。

 

新型コロナウイルスの影響で12月現在多くのイベントが中止・延期、またはオンラインにシフトしていますが、この先もオフライン型のイベントは無くなるということはないかと思います。

 

今回は、イベントのプロモーション効果を測定し、より運営強化を目指すための計測ツール活用方法についてご紹介いたします。

 

ブース出展者の方だけではなく、イベント主催者やデベロッパー・ホール管理者の方にも参考にしていただければと思います。

 

前回の記事:【計測ツール活用方法】自動販売機のポテンシャルを計測して購買数をアップさせるための方法をご紹介

 

イベントのプロモーションの効果測定を行うことによるメリット

 

多くの企業のイベント開催時は、名刺やパンフレット、ノベルティの配布数をKPIにしています。

 

しかし、本質的に正しいKPIと言えるでしょうか。

 

イベントによってはイベントの参加人数は予測不可能ですし、万が一配布数が目標に到達できていたとしても、イベント全体の参加人数が多かっただけという可能性もあり得ます。

 

そのため、配布数が多い=必ずしもプロモーション効果が高かったとは言えませんし、配布した相手が本当に企業に興味を持ってくれたかどうかも判別しにくいです。

 

配布数だけではなく、

・ブースに入った人の数や入場者の年齢・性別

・カンファレンスの聴講者数

・ブースの注目度

・ブースの平均滞在時間

…などの数値までデータ化できれば、どの部分が改善ポイントか深掘りして探ることができ、次回以降のイベントにも役立てやすいです。

 

また、イベント主催者が計測を行うことで、様々な場面で活かしやすい“各スペースのポテンシャル”という貴重な情報を得ることができます。

 

計測するための具体的なアクション

 

イベントを計測するための具体的な方法について、弊社の計測ツールであるRETAILSCOPE(リテイルスコープ)を用いてご紹介していきます。

 

計測ツールの導入

数値化したい場所に合わせて計測ツールを設置いたします。

 

例えば、


・ブース前を通った人のうち何人が入場したかを知りたい

→“交通量検知”の機能を使い、ブース前、入口付近に設置

 

・ブースに入った人の属性(年齢・性別)を知りたい

→“属性別検知”の機能を使い、入口付近に設置


・設置している展示物やサイネージの注目度を調べたい

→“注目数計測”の機能を使い、対象物付近に設置


・カンファレンスを開催する場合、聴講者のスクリーンの注目度を知りたい

→“注目数計測”の機能を使い、スクリーン付近に設置


などと、欲しい情報に合わせてリテイルスコープの種類、設置場所を変えます。

 

数値確認

ダッシュボードにて計測ツールより取得したデータを確認します。

 

事前にKPIを設定していれば、目標としていた入場率(入場数÷交通量)を達成できていたかなどを明確にすることができます。

 

データをもとに改善を行う

 

ダッシュボードの数値をもとに、良かった点や改善点を洗い出し、次回のイベント時に活かします。

 

例えば、入場率がKPIに達成しなかった場合、入場率を上げるために何をすべきか考えて施策を出し、結果的に入場率が変わるのか再度計測をします。

 

また、展示物やサイネージ、カンファレンスに使ったスクリーンなどの注目度が良くなかった場合、さらに注目してもらえるような内容に改善をします。

 

以上のように、計測ツールを活用すれば、「良かった点・悪かった点」「改善すべき箇所」「興味を持ってもらえている属性」など、プロモーション効果を発揮するために必要な情報を明確にすることが可能です。

 

また、グラフやデータによってイベントの効果を明確にすることで、運営スタッフのモチベーションにもつながります。

 

まとめ

 

イベントとなると限られた時間の中で“効率良く”運営をしなければいけないため、一度イベントのリアルな数字を把握し、戦略的に施策を打つ必要があります。

 

戦略的な施策を打つためには、他の人が見逃してしまうような細部まで分析することが求められます。

 

例えば、カンファレンスで席が満員になった場合、本来であれば「良かった」で終わりそうですが、注目数計測で分析してみると過半数以上の人がスクリーンに注目していなかったというケースも、データを観察すれば見つけることもできます。

 

ぜひ、PDCAを効率よく回すためのツールの1つとして、データ分析を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 


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