DISPLAY 2021.03.18
施工費削減 / ファブリックコルトンの魅力
みなさん、こんにちは。
本日も株式会社クレストのブログをご覧いただきありがとうございます。
前回はビジュアル変更でよく使われるシート装飾についてご紹介いたしましたが、
詳しくはこちら
ビジュアル変更に最適 / シートの種類と使い分け
今回はよく店舗で使われ、ビジュアル変更の際に定期的に交換されることが多いコルトンについてご紹介いたします。
コルトンってなに?
「コルトン」という言葉に馴染みのない方もいらっしゃるかもしれませんね。
定義が明確にあるわけではないですが、クレストでは、
・内照式の看板に使用するアクリル板で挟み込むもの(コルトンフレーム)
・内照式の看板に挟み込む合成素材のフィルム(コルトンフィルム)
のように、二つを合わせてコルトンと呼んでいます。
会社さんによって定義が微妙に違うかもしれませんが、
よくアパレルや化粧品の店舗様にあるような、内照式の看板と思っていただければと思います。
コルトン作成のポイント
コルトンは光源があるBOXにビジュアルをはめ込み、後ろから照らすことで完成するようなサインなので、
目指したいビジュアルや予算に合わせて様々な選択肢があります。
ピッチとコルトンの厚さのバランス
電球と電球の距離を示すピッチが大きく、コルトンが薄く光源との距離が遠い場合、
正面から見たときに光が届かず暗くなる部分が生まれてしまったり、明るさのバランスが悪くなってしまうことがあります。
一方でピッチを細かくすると綺麗に見える分コストはかかってしまうので、
コルトン自体を厚く作り光源と見えている面の距離を作ったり、
端に2本の長い光源を入れることで対応する必要があります。
コルトンフィルムの素材
コルトンで見える面になる、メディア部分の素材によって表現が違ってきます。
一番の違いは、光をどのくらい通すか。
例えば乳半と呼ばれる透けた白いフィルムを挟むと、
光を柔らかく広げ白っぽい明るさを表現できます。
ちなみに、素材や光源の色味によってビジュアルの見え方が変わってくるので、
それぞれに合わせてメディアの色味の調節をします。
ビジュアル変更 × コルトン
従来のビジュアル変更では、コルトンのフィルムの交換だけでも職人を入れる必要がありました。
小さなコルトンに関しては慣れている方であればお客様で行われることもありますが、
大きなコルトンとなると綺麗にシワなく挟み込むには職人の施工が必要になるため、施工費がかかってしまうことが問題でした。
そこで近年主流になってきているのが、店舗のスタッフの方でビジュアル変更が可能なファブリックコルトンです。
ファブリックコルトンとは?
ファブリックコルトンとは、名前の通りファブリック(布)を使用したコルトンのこと。
バックライトでの透過性があり、表現力が高いことも特徴の一つですが、
何より大きなサイズ、例えば1000mmを超えるようなサイズでも、お客様でのビジュアル変更が可能な点が最大のメリットです。
どうして簡単にビジュアル変更ができるの?
ファブリックコルトンは、伸縮性のある布にメディアを出力されており、端には特殊なシリコンゴムが縫い付けられています。
ビジュアル変更を行う際は、そのシリコンゴムの部分をフレームの隙間に入れるだけ。
布の伸縮性のおかげで、
「メディアが折れてしまう」
「シワができて上手に張ることができない」
という問題が起こりづらいため、お客様でビジュアルを変更することができるのです。
ちなみに外す際は下部など見えづらい部分についているタグを引っ張るだけなので特別な道具なども必要ありません。
実際にやってみた
クレストで、サンプルを使って実際にやってみました。
まず、中身はこんな感じ。
ビジュアルが写った布の端の、シリコンゴムの部分を入れ込みます。
四方を全ていれこんだらもう完成。
五分もかかりませんでした。ビジュアルも綺麗で、細かな表現もできますね。
取りはずしも簡単ですので、別のメディアを用意すればまたビジュアルの変更ができます。
今回作業を行なった社員は初めての作業でしたが、スムーズに変更を行うことができました。
終わりに
今回は店舗でよく使われ、ビジュアル変更が定期的に行われているコルトンについてご紹介いたしました。
素材、光源、色味など、選択肢が多くあり、迷ってしまうことも多いかもしれません。
クレストでは、素材のご提案はもちろんのこと、
色味の調整が得意なデザイナーがお客様のご要望に合わせて色味を調整し、
クレストのオフィスにあるライトボックスを使い色校正をすることでお客様の理想のビジュアルを作ります。
ファブリックコルトンへの変更などのご相談も含めて、何か気になることやわからないことがあれば下記フォームを入力していただくか、( Tel : 050-1748-9953)(Mail : info@crestnet.jp ) までお願いいたします。