DISPLAY 2020.12.08

ホログラムシートという選択

みなさん、こんにちは。

本日も株式会社クレストのブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。

今回は、ホログラムを用いた装飾の魅力をお伝えいたします。

ホログラム(ホログラムシート)は決して目新しいものではありませんが、より安価に簡易的に顧客の体験・体感の付加価値をもたらす優れたアイテムです。

今回はそんなホログラムについて、活用事例を含めてご紹介いたします。

ホログラムとは

ホログラフィーという技術は、1947年、ハンガリーの物理学者によって開発されました。

現在ホログラフィーは様々な場所で活用されています。

例えば、

・紙幣やクレジットカードに偽造防止目的で活用

・DVDに代わる新たな記憶媒体、ホログラフィックメモリの開発研究

・近年ではウィンドウディスプレイに活用される3Dホログラムディスプレイの開発などに生かされています。

昨今注目される「CX(カスタマーエクスペリエンス)」の観点からみてもホログラムは優れたアイテムです。

ホログラムは顧客に向けた情報が、技術革新によってその可能性を膨張させた事例の一つなのではないでしょうか。

ホログラムについて詳しく知りたい方におすすめの記事:キラキラ輝く特殊効果!! 「ホログラム」

パターンは100種類を超える

パターンホログラムと呼ばれるホログラムシートは100種類以上のパターンが生産されています。

各パターンのホログラムに対して加工・印刷が可能です。

素材はホログラムフィルムをはじめ、ホログラムペーパ ー、ホログラムタック、ホログラムシュリンクラベル、軟包材に使用されるホログラムOPP/CPPなど豊富に存在します。代表的な素材と用途は以下の通りです。

【ホログラムPET】

トレーディングカード、DVDケース、ステッカー、ラベル、ポストカード、ブックカバー、表紙、各種パッケージ、 化粧箱、各種POP等

【ホログラムペーパー】

ポスター、カタログ、DVDスリーブ、ステッカー、ラベル、ブックカバー、表紙、ショッピングバッグ、ジグソーパズル、ラッピングペーパー、各種POP等

【ホログラムOPP】

ポスター、カタログ、DVDケース、ステッカー、表紙、軟包材、各種パッケージ、化粧箱等

【ホログラムタック】

カッティングシート

 

デザインに体感を加える

実際にホログラムを活用した事例を2つご紹介します。

1.「水と音楽のコラボレーション」から連想される光と幻想の世界観を演出

AQUA PARK SHINAGAWA 「COLORFUL MONSTER PARTY」

テーマから連想される世界感演出の方法としてアーティスト写真以外のグラフィックの素材にホログラムが選択されました。

より効果を高めるためにビジュアルの一部(音符2箇所とロゴ部分)にのみホログラムを使用した点が特徴的です。

使用したホログラム:CP01/CHD38(シームレス)

会場に訪れたお客様が目の前を通る際、最も視認性を高めたいロゴ部分と一部の音符がキラキラ色を変化させ続けるため、

直視していなくても感覚的な訴求効果があります。

 

2.「クリスマスデザイン」へのアクセント

クリスマス装飾とホログラムは非常に親和性が高いです。

下図は装飾提案の事例になります。

本提案でもやはり「部分的な演出」としてホログラムを選択しています。

PLAN A、PLAN B共に、星型が散りばめられたホログラムを採用しています。

実際に装飾された壁の前を通るお客様は、歩みを進めるごとに輝きを変えるサンタクロースと星を感じ続けることになるのです。

10メートルを超える大きな装飾と、ホログラムによる光の演出は圧巻です。

定型パターン以外にも様々な表現方法がある

ホログラムシートは既存パターンのみならず、以下のように新たなパターンを生み出すことも可能です。

1.オリジナルホログラム

定型パターンでは表現できないオリジナルパターンも製作ができます。

2.シンクログラム

通常の印刷とオリジナルホログラムの配置を正確に合わせることでより高度な表現も可能です。

ホログラムによる光の反射で色が変わって見える効果が、通常の印刷と組み合わせることによりデザイン性の高い装飾となります。

 

3.タマムシフィルム

パターンではなく、見る角度によって不規則な虹色表現が得られるシートです。

階段の手摺に貼った際にはLED照明より不思議で幻想的な光を放ちます。

 

ホログラムシートには上記以外にも様々な表現方法があり、活用方法は想像以上に幅広く奥深いものです。

終わりに

元々、ホログラフィとは映像の情報を記録する媒体です。

VRやAR、MRのように最新技術を駆使した映像体験が注目されますが、70年も前からそれらと同じような意図をもって活用されてきた技術があることに筆者自身驚いています。

それ自体には新鮮さはなくとも、届けたい情報と意図によってはベストな選択に成りうるツールですし、別の要素との組合せによって思わぬ新鮮さを演出できる可能性を感じます。

 

もし、店舗のヴィジュアル変更に際してお困り事があったり、さらなるクオリティアップをお望みであれば、何なりとお申し付けください。弊社営業担当が、お客様のご要望に沿い最適なご提案をさせて頂きます。

ご用命は、弊社クレスト(tel:050-1748-9953)までお気軽にご連絡くださいませ。

 

 

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