RETAIL TECH 2020.12.10
【計測ツール活用方法】ECで販売している商品の評価をし、EC内の売上をアップさせるための方法をご紹介
“コロナ禍”で必要最低限の外出の機会が減った人が多くいる中、オンラインショッピングやデリバリーサービスなど、オンラインサービスの普及が広がりました。
中でもアパレル・雑貨店では、今までリアル店舗しか出店していなかったブランドが新しくECサイトをオープンするなど、オフラインからオンラインへシフトするところが急激に増えました。
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しかし、ECサイト内の商品を評価する場合、商品の購入数や口コミ・レビュー、広告の数値結果で判断することが一般的ですが、さらに詳細な動線分析を行いたいのであれば“リアル店舗”での購買行動も確認する必要があります。
今回は、計測ツールを使ってECサイトの商品を評価し、ECサイト内の売上アップを目指すための方法をご紹介いたします。
リアル店舗とECサイトを両方を運営している関係者の方、計測ツールに興味がある方はぜひ参考にしていただければと思います。
前回の記事:【計測ツール活用方法】映画館の来場者数増加を促して売上を上げるための方法をご紹介
Contents
ECサイト内の商品を詳細に評価できるようになった場合のメリット
「リアル店舗とECサイトの購買行動に違いはない」と思われることが多いです。
しかし、ECサイトで欲しいと思っても、直接商品を見るためにリアル店舗を訪れるなど使い分けているお客様も少なくはありません。
そのため、ECサイト内で商品が注目されていても、リアル店舗だと結果が違ってくるということも考えられます。
・商品の値段設定が良くないのか
・そもそも注目されにくいような表示になっているのか
・狙っているターゲット層が間違っているのか
まで深掘りするためには、リアル店舗での効果測定も並行して行うことがベストです。
ECサイト内の商品を評価することで得られる想定効果
商品の注目度や注目されているターゲット層がわかった場合、ECサイトの商品ラインアップが整備され、購買率が高くなることが見込まれます。
また、ラインアップの変更に合わせてトップページの改修やバナー設置をすることによって、ECサイト自体のユーザビリティも向上させることもできます。
具体的なアクション方法
弊社で提供している計測ツール(RETAILSCOPE、またはXovis)を使って、どのようにECサイト内の商品を評価するか解説していきます。
計測ツールの導入
まず、評価をしたいECサイトの商品をリアル店舗の棚に置きます。
その棚の周辺に計測ツールを設置し、商品に注目した人をカウントできるように計測ツールの画角を調整します。
※Xovisの場合は真上(天井)に設置をする必要があります。
数値確認
ダッシュボードにて、商品に注目した人の数や属性(年代・性別)、棚前の足止め数・足止め率、視認時間などの数値を確認し、トータル的に見て商品の注目度は高いか判断します。
また、商品の注目度と購買者数に大きな開きがないか確認し、
・注目度も高く購買率が高い
・お客様の目を引きやすいけど、買うまでには至らないことが多い
・そもそも注目度が低いため購買者数も少ない
どのタイプなのか理解することで、改善すべきポイントが見えてきます。
データをもとに改善
計測ツールで取得したデータをもとに、ECサイトの商品を入れ替えたり、注目度が高かったターゲットに合わせてサイト内のデザインを変えたりなどの改善を行います。
改善後の数値を確認
ECサイト内のラインナップやユーザビリティの改善を行ったあと、商品の購買数に変化があったかどうか確認します。
まとめ
記事でも紹介したように、ECサイトでしか販売していなかった商品を一度リアル店舗に出してみることによって、今まで見えてこなかった購買“前”のプロセスを明らかにすることができます。
オンラインとオフラインどちらか一方に注力するのではなく、両方の状況に合わせた施策を行うことをおすすめします。

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