RETAIL TECH 2020.11.18
CO2濃度を検知して“密”を徹底して防ぐための新IoTソリューションをご紹介
11月に入り全国の新型コロナウイルス感染者が増え始め、国内で過去最多の1,700人を超えた日がありました。
しかし、クラスター(感染者集団)が各地で発生している状況でも、小売店含め様々な企業が自粛をするわけにはいかないのが現状です。
今まで行ってきた対策に加え、よりクラスター発生を防いでお客様・従業員にとって安心できる環境づくりを行うためのソリューション『換気アラートシステム』をご紹介いたします。
飲食店を含む小売店やイベント会場、ジム、病院など、密状態になりやすい様々な場所に活用できるソリューションですので、新しい対策を取り入れたい方はおすすめです。
前回の記事:【店舗分析ツールに興味のある方向け】RETAILSCOPEの設置場面をご紹介(写真付き)
従来のソリューションで対策を強化できなかったワケ
今年発生した新型コロナウイルスに対して、感染予防に関する製品が多数販売されていましたが、感染者数を抑えきれない大きな壁がありました。
発症前の感染者の流入を防げない
発熱者を検知してクラスター発生を防ぐために、各地で検温器の導入が広がりました。
しかし、あくまで発症者を検知するのには最適ですが、発症前の感染者を検温器で見つけることは難しいです。
新型コロナウイルスの感染力は発症前のほうが強いと言われており、十分な換気がされていない場所であれば感染を広げてしまいやすくなります。
換気の状態は目視できない
クラスターの発生源となる密閉空間では、適度に空気を入れ替えることが求められています。
しかし、どの程度行えばよいか漠然としており、ただ換気をしているだけでは十分な対策をしているとは言いづらいです。
また、11月に入って気温も下がっている関係で、屋内の換気をするのも難しくなってきています。
冬の時期は空気乾燥で飛沫が急速に蒸発して微粒子となって拡散されやすくなるため、夏よりも換気対策を徹底する必要があります。
『換気アラートシステム』の詳細
今回ご紹介する『換気アラートシステム』は、従来のソリューションでは難しかった換気状況の目視に対応できるよう開発されました。
このツールは“CO2濃度測定”による密閉・密集状況モニターで、室内の「密閉・密集」状況をCO2濃度から定量的に測定します。
その測定内容をサイネージやスマートフォン・タブレットへリアルタイムに表示させ、基準値を超えると警告画面に切り替わり、換気が必要なことを強く注意喚起することができます。
複数のフロアの数値を図る場合、各フロアごとのデータをWEBで公開して、お客様に対して利用の分散を促すことも可能です。
換気アラートシステムで得られる効果
適度な換気ができているかどうかがわかる
「適度な換気」を行う必要があると言われてきましたが、どの程度換気をすればよいか、今行っている換気はあっているのかどうかわからない部分がありました。
しかし、このシステムは換気が必要がどうか定量的にアラートしてくれるため、安心して“密”対策をすることができます。
また、アラートで換気をするべきか判断できるため、過剰に換気対策をして従業員の手間を増やしたり、寒さでお客様が体調を崩すということも防ぎます。
夏場の暑さ対策にもつながる
温度や湿度も可視化できるため、夏の暑さ対策にも活用することができます。
店舗や商業施設内だけではなく、工場や建設現場などの熱がこもりやすい場所への導入もおすすめです。
ブランドイメージの向上になる
“第二波”と呼ばれるほど国内の感染者数が多くなってきている中、対策を徹底しているかどうかを判断基準にしているお客様が増えています。
クラスター発生を警戒している方にとって、検温だけではなくより定量的な換気対策をしているとなれば安心して利用してもらいやすくなり、企業・店舗の評価にもつながります。
まとめ
現状、国内の感染者数が減らない一方で、「今のままではいけない」という考えが世間に広がっています。
今回の換気アラートシステムが発表されてから多くのメディアに取り上げられるほど注目が集まっています。
安全な環境作りの一環で、定量的に行う換気対策も検討してみてはいかがでしょうか。
換気アラートシステムの導入を検討されている方や製品に関する質問がある方は、ぜひ下記問い合わせフォームよりご連絡をお願いいたします。

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