RETAIL TECH 2020.10.07
【計測ツール活用方法】店頭のポスター広告の視認率を向上させ、売上アップを狙うための方法をご紹介
集客のきっかけとなる『店頭のポスター広告』は、街に出かけると多くのお店で見かけます。
しかし、Web上での広告と違って、そのポスターの効果を的確に評価しづらいのが悩みどころかと思います。
採用しているポスターの評価が数値化でき、お店にとって強い集客となっているか判断ができれば、効率的に売上につながるようなポスターを制作しやすくなります。
今回は、弊社の製品を使ってポスターの視認率を向上させ、店舗の売上アップを狙った方法について記事でご紹介していきます。
ポスターを使っている小売店の方だけではなく、店舗分析ツールにご興味のある方もご参考にしていただければと思います。
前回の記事:【計測ツール活用方法】レジ前待機列の緩和で売上・購買者アップを狙う方法をご紹介
Contents
店頭のポスター広告の視認率を知り、高めることで解決できる方法
先ほどもお伝えしましたが、ただポスターを貼って売上を確認するだけでは効果が見えづらく、結局感覚値で制作しなければいけません。
しかし、計測ツールを利用すれば
「どのくらいの人たちに見られているのか」
「ポスターをきっかけに入店した 人はどれぐらいいるのか」
などの情報を数値化して確認することが可能です。
このような情報を得ることができれば、今後新たにポスターを作る際にも活かすことができます。
店頭のポスター広告の視認率向上による想定効果
計測ツールを使って効果的なポスターを採用した結果、どのくらい売上アップにつながるか計算してみます。
1日の平均購買客数が500人
平均客単価が500円
全国の店舗数が1,000店舗
だと仮定します。
<1日の平均購買客数×平均客単価×1か月(30日)×店舗数=一か月の売上>の計算式を使って売上の変動を確認します。
500人×500円×30日×1,000=75億円
↓
ポスターをきっかけに平均購買客数が1%増えた結果、どのぐらいの売上がアップするか…
500×1%×500×30×1,000=7,500万円
結果、平均購買客数が1%増えるだけで一か月の売上が7,500万円アップすることになります。
具体的なアクション方法
想定効果がわかったところで、計測ツールの導入からデータの活用の仕方までの流れを具体的にご紹介いたします。
ここで使うカメラは、弊社の製品であるRETAILSCOPEであると想定します。
計測ツールの導入
ポスター付近に視認数機能がついているカメラ、店舗の入口付近に入店数・交通量計測のカメラそれぞれ1台ずつ設置します。
また、ポスターで宣伝している特定の商品の購買数もPOSレジなどで記録しておきます。
数値確認
カメラで計測した数値や購買数を、弊社の提供するダッシュボードに反映させ、ポスターの評価を行います。
交通量や入店数、視認数はヒートマップにして表示させることで、数字を視覚的に判断することができます。
データをもとに改善
掲載している期間の入店率や視認率が良かったポスターを採用し、他店舗にも反映させます。
もし、数値がいまいちであれば別のポスターを制作・掲載し、数値が変わるかどうか確認し、良い数値に変化すれば多店舗展開します。
改善後の数値を確認
ポスターを全店舗に反映させた後、各店舗の購買数や売上が変化をしたか確認をします。
もし購買数・売上アップをすれば、集客につながったポスターとして、次回のポスター制作時につなげることができます。
まとめ
店頭のポスター広告に限らず、店舗のディスプレイやサイネージなどを定量的に評価できれば、より購買率につながるような店舗を目指しやすくなります。
例え集客に困っていなくても、今掲載しているポスターがあまり注目されていないものだとわかれば、より集客につながるような施策に変えようと次のステップに進めるため、数値化してみることがおすすめです。
店舗の評価がしづらいという悩みを持つ方は、ぜひ計測ツールの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

ポストコロナ時代に小売店に求められる分析方法
ポストコロナ時代、消費者は何を求めているのか?小売店はどのような対策をとるべきか? 本資料では「厳しい状況でもお客様に求められる店舗にしたい」という小売店の方向けに、”コロナ禍”における店舗分析の方法についてわかりやすくまとめています。...
ダウンロードはこちら
わかりやすくまとめた11のユースケース
あらゆる企業・店舗の課題に対して、計測ツールを活用してどのように解決できるのか11のユースケースをご紹介しております。具体的なアクション方法をわかりやすく記載しています。...
ダウンロードはこちら