RETAIL TECH 2020.06.10

withコロナ時代は計測が必須?混雑状況の計測で成功している事例を3つ紹介

今まで当ブログでは計測=「顧客の動向を把握し、店舗環境をより良くするもの」と言及してきました。

 

しかし、この新型コロナウイルスの影響で消費者の行動や価値観が変わり、消費者にとっても計測に対するニーズが出てくるようになりました。

 

2020年6月時点では一時のピークに比べて感染者数は減りましたが、しばらくの間は“買い物の際は1人または少人数”、と政府から推奨されました。

 

外出自粛中にネットショッピングをする利用者が増えたこともあり、外で買い物をする際は“混雑”を気にする傾向にあります。

 

そこで今回は、データ計測によって混雑を緩和させた事例3選について紹介いたします。

 

前回の記事:“アフターコロナ”時代に先手を打つOMO戦略について考える

・交通機関


朝の通勤ラッシュ時の混雑により、急病人や電車の遅延が発生し、交通麻痺が起きてしまうことが問題に上げられていました。

 

JR東日本や東京メトロでは、特に混雑する時間帯と車両を、駅構内のポスターに表示し、オフピーク・分散乗車を利用客に促しました。

 

また、最近ではリアルタイムで混雑状況を知らせるアプリも鉄道各社から提供されています。

 

混み具合だけではなく、遅延や運行見合わせについても確認ができるため、利用客はいち早く乗車のタイミングを判断することができます。

 

・東京ディズニーランド/ディズニーシー


ゴールデンウィークやハロウィン、クリスマスなどの時期は、入場規制がかかってしまう程多くの方が入場します。

 

混雑緩和のため、ディズニーでは、アトラクションの待ち時間をお知らせする公式アプリを提供しています。

 

アプリで事前にアトラクションの混み具合やファストパス(優先入場案内システム)の発券時間を把握できることで、入園者はより効率的に園内をまわることができます。

 

・Google


お店の名前をGoogleで検索したときに、混雑状況が時間帯別にグラフになっているのを見かけるかと思います。

 

これらは、Googleのロケーション機能で作成されたデータベースを基にしたものです。

 

ロケーション機能とは、Googleを利用しているユーザーのスマホ位置情報がGoogleに送信され、その蓄積されたデータが反映されたものです。

 

Googleで検索をしてすぐに混雑する時間帯がわかるため、自身の都合に合わせてお店選びをすることも可能となります。

上記のように、混雑が予想される時間帯をグラフにて把握することができます。

 

また、米Googleは2020年6月8日に、駅の混雑状況や移動制限に関する情報をGoogle Mapに追加すると発表しました。

 

それまでGoogleは全世界131か国のユーザーの位置データを数か月間にわたって分析していました。

 

通勤や旅行で人が集まる交通機関を利用しなければならない方たちが、できるだけソーシャルディスタンスを保てるような取り組みがされています。

 

まとめ

混雑状況の情報発信を率先して始めるところが、小売店含め様々な施設で増えると予想されています。

 

計測は企業にしかメリットがないわけではなく、企業と顧客にとってwin・winになり得るものです。

 

弊社では、SD(ソーシャルディスタンス)サイネージやCongestion Widget for Xovis(混雑状況ウィジェット)といった、店舗内の混雑状況をお知らせできるサービスを提供しております。

 

店舗スタッフ、お客様にとっても快適な環境になるよう、計測について考えてみてはいかがでしょうか。

 


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