DIGITAL 2019.07.16
ここ数年、看板照明をLED化しているお店が増えているのをご存知でしょうか?
ここ数年、看板照明をLED化しているお店が増えているのをご存知でしょうか?
LEDが出始めの頃は高い印象がありましたが、最近は普及率が上がってきたこともあり、昔より安価な値段で購入できるようになりました。
弊社クレストでも、アパレル業界や飲食業界等のお客様からLED化工事のご依頼を多くいただいております。
今回はそんなLEDに関して、蛍光灯と比べながらご紹介させていただきます。
Point1:それぞれの特徴とは?
【蛍光灯】
蛍光灯は、蛍光管という管が電気を流すことによって発光します。日本に広く普及しており、安価な値段で購入できるのが特徴です。
【LED】
LEDとはLIGHT EMITTING DIODEの略称で、発光ダイオードと呼ばれる半導体が電気を流すことで発光します。LED電球はこの半導体部分とさまざまな回路、パッケージ部品などにより構成された製品です。
寿命が長く、高輝度を確保できる光源なので、家電の表示ランプ、信号機、テレビ・携帯電話の液晶バックライトなどにも使用されています。
他の光源と比べ紫外線を出さないため、虫などが寄りにくく照明器具のメンテナンスの回数も軽減でき、屋外の照明にも適しています。
即時点灯性が非常に優れているのはLEDです。蛍光灯はスイッチをオンオフした瞬間にエミッタが消耗し、寿命が短くなってしまう特性がありますが、LEDは点滅に強く、頻繁にオンオフを繰り返しても寿命に影響はありません。
耐衝撃性も蛍光灯などと比べ高く、使い勝手が良い、保管しやすいといったメリットもあります。
Point2:電気代はどのくらい違う?
看板照明は長時間点灯が必要のため、蛍光灯からLED化することで電気代の節約ができます。初期費用もすぐに回収できます。
Case:ビルなどの高所にある袖看板の蛍光灯をLED化した場合
【比較計算条件】
電気料金は東京都で算出
袖看板W800×H5400で灯数12灯
蛍光灯(1灯あたり消費電力40W)をLED蛍光灯(1灯あたり消費電力20W)に変更して1日6時間点灯を15年間使用
Point3:寿命は?メンテナンスは?
LEDは蛍光灯より寿命が長く、環境や使用状況にもよりますが12~15年近く使用が可能です。
蛍光灯とLEDの寿命
【蛍光灯】
・一般的な看板蛍光灯の場合:約12000時間の寿命
・3~5年毎に交換が必要
・交換の度に作業費用や部品代がかかる
・場所によっては高所作業車など足場代が必要となる
【LED】
・約40,000時間の長寿命、約12~15年間使用可能
・ランプ交換の回数・作業時間を大幅に削減
・作業費用・部品代を削減
⬇︎
足場代や施工費等が発生する工事の回数が激減
長期的には大幅な経費削減になります。
Point4:光色の違いは?
【蛍光灯】
蛍光灯は5つの光の種類、「昼光色」、「昼白色」、「白色」、「温白色」、「電球色」があります。そのうち一般的に販売しているのは、「昼光色」「昼白色」「電球色」の3種類です。
【LED】
LEDは1972年に赤色LED、1985年に青色LED、1995年に緑色LEDが登場し、光の三原色が揃いました。これによりLEDのフルカラー化や白色化が可能になりました。
近年のLEDは、暖色系から寒色系まで多様な色やカラー(光色)と光量を自在に変更できる調色・調光機能や点滅機能を備えた製品が出ています。
LEDの可能性はひろがり、1つの電球で2つの光色や明るさを切り替えられるタイプの電球が発売されています。
また、1つの照明器具で光色と明るさを選ぶことができる照明器具もあります。シーンごとにリモコンで調光や調色を簡単に行うことができます。
同じ空間にいながら、シーンに合わせてより効果的な明るさを演出することができます。
最後に
初期費用はかかってしまいますが、あらゆる面で必ずメリットが出ます。
また、政府は2020年を目標に積極的にLED化を進めようと動いています。
大手家電メーカーのパナソニックは、政府からの要請を受けて予定していた生産終了期間を前倒にするなど徐々に生産を中止しており、2018年度中に蛍光灯の生産を完全に終了することを発表しました。
このように政府主導のもとLED化への移行が着々と進められており、遅かれ早かれLEDへの入れ替えが必要になります。
LED化工事の流れとしては看板の種類によって違いますが、完了まで約1週間〜2週間ほどのスケジュールで進めていきます。
お気になりましたら弊社クレスト(tel:050-1748-9458)までお気軽にご連絡ください。