DIGITAL 2019.02.04
透過型LEDビジョンで叶う6つのこと
こんにちは。
クレストの奈良です。
突然ですが “透過型LEDビジョン”をご存知でしょうか。
実は以前の記事でも少し触れておりましたが、今回はLEDビジョンの中でもこの透過型にフォーカスをして「透過型LEDビジョンが叶える3つのこと」をご紹介して参ります。
デジタルサイネージをご検討の方におすすめの記事:デジタルサイネージ導入してみませんか?
透過型LEDビジョンって何?
透過型LEDビジョンとは透明のアクリル板をベースに設計された次世代のLEDビジョンです。
文字通り、パネル自体に“透過性”を持たせたこのモデルは従来のビジョン設置では遮られていた環境光を店内へ取り込むことを可能にしました。
パネル表面イメージ
透明のパネル表面にはLEDモジュールが並んでおり、最大で80%ほどの透過度を実現しております。
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パネル表面拡大イメージ |
店内への環境光を遮ることなく、ウィンドウ内の商品も見せながら、昼夜問わず高輝度で鮮やかな映像演出が可能となるという優れものです。
海外のアパレルブランド店舗やショールーム、商業施設での採用に端を発し、日本国内でも主要都市の一部施設で採用され始めている注目度の高い商材です。
透過型LEDビジョンが叶える6つのこと
早速ですが、この画期的な商材がもたらす未来についてまとめていきます。
これまでの類似表現方法との比較や「音」とのコラボなどについても触れてみますので是非参考になさってください。
ガラス面が動画広告媒体へ
動画資料の通り、これまでのLEDビジョンでは展開できなかったガラス面への映像展開は広告にとって重要な要素である「インパクト」が絶大です。
その有用性を簡単にまとめますと、
屋内の明るさ保ったまま実現する
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映像停止時のイメージ |
パネル自体は非常に軽量で、設置やメンテナンスも容易です。
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映像展開時のイメージ |
仮にアパレル店舗のショーウィンドウに設置する場合、ウィンドウ内の限られたスペースを圧迫することなく(パネル厚み60mm程度)、ウィンドウ内のマネキンやアイテムも生かした状態で映像展開ができるわけです。
屋内側から屋外側への高輝度な映像訴求が可能
透過型LEDビジョンは基本、ガラス面屋内側への設置にて屋外へ映像を展開します。
従来の「投影用プロジェクター」や液晶モニターの使用では輝度(照度)の問題で日中の訴求が困難でした。
LEDビジョンの輝度は800〜8500cd(カンデラ)という高輝度を実現するため、日中屋外向けの展開でも全く問題ありません。
もちろん輝度に関しては現場状況に応じて調整が可能です。
さらに自動調光器を繋げば、日中と夜間の輝度を自動で調整可能なので「明るすぎる」ということは避けられます。
映像と音のコラボレーションで効果を最大化
インビジブルスピーカーです。

インビジブルスピーカーについて詳しく知りたい方におすすめの記事:ガラスや壁が早変わり!?超強力振動スピーカー
立体的な映像で訴求する
続いて映像自体の見せ方についてです。
“透過性”を上手に生かすことで映像の表現方法の幅も格段に広がります。
百聞は一件の動画に如かずなので下記ご覧ください。
この動画ではトリックアート的な映像コンテンツを制作しており、まさに透過型であるからこそできる表現方法と言えます。コンテンツ制作の段階から透過型LEDビジョンの特性を視野に入れておけば、このような表現を店舗ショーウィンドウやビルの外壁に展開することも可能になります。
天吊サインで映像コンテンツを配信する
実はこの透過型LEDビジョン。店舗や商業施設の屋内天井に吊り下げる仕様も存在します。
動画のように「天吊バナー」として設置することで、商業施設であれば共用部に常設されたバナーが、小売店舗であれば「シーズン販促バナー」や「SALEバナー」が“動画コンテンツの差し替え”のみでビジュアルチェンジできるようになります。
いずれ上記のような店舗でのバナーやファサードロゴサインの展開は“動画の差し替え”が主流になるのではないかと思っております。
※動画にある厚さわずか5mmの極薄LEDビジョンについては、まだ国内に出回っていない先行公開情報です。
ご興味がある方はサンプルなどご用意致しますので是非お問合せください。
「光る」「極薄」のサインに興味がある方におすすめの記事:光るスチレンパネル?! 販促の幅が広がる「DAIKY〜ダイキー」
LEDビジョンてそもそも解像度どうなの?
さて、透過型LEDビジョンが叶える3つのことについて進めて参りましたが、昨今お客様とやりとりをする中でよく話題になることにも触れておきます。
それは「LEDビジョン=解像度が荒い」というイメージについてです。
屋外の大型LEDビジョンのイメージが先行していることが原因かと思いますが、
結論、解像度は選択できます。
上図にあるピクセルピッチとはLEDビジョンの表面に並ぶLEDモジュールの距離間隔のことです。LEDビジョンには最小ピクセルピッチ1.2まで存在し、いわゆる「4Kレベル」の解像度と言われています。
当記事でご紹介している透過型LEDビジョンの場合、LEDモジュール間のピッチ(ピクセルピッチ)が①10mm②6.25mm③3.9mmの3パターン存在します。
となります。
つまり、4Mほどの距離から視認する場面であれば解像度には全く問題がありません。
「解像度が荒い」というイメージが先行して店内への設置に液晶モニターを導入しているケースはまだまだ多いと感じます。場所や展開方法によってはLEDビジョンの導入がより良い場面も多々ありますので、お困りのことがあれば是非ご相談くださいませ。
弊社の価格優位性について
LEDビジョンの市場で最も進んでいる国である中国のメーカーと直取引をすることにより、低価格でのご提供はもとより日本国内市場にまだ出回っていない最新の情報をご提供することが可能です。
設置場所の情報や設置の目的に応じて、サイズや仕様を都度ご提案させて頂き金額も算出させて頂きます。
最後に
LEDビジョンの利用は日本国内ではまだまだ発展途上ですが、急速な技術の向上と共にあっと言う間に街中の広がっていくことと思います。
透過型LEDビジョンに関しては弊社としてさらに事例を作っていきたい商材でもありますので、ご検討の際には弊社までお問合せくださいませ。