LMI Group NEWS 2018.08.06
採用Blog:代表永井が早稲田大学にて講義をさせていただきました
こんにちは。人事部採用担当の金谷(かなや)です。先日、早稲田大学にて、中小企業診断士について勉強をしている学生さんの講座の1コマとして、弊社代表の永井がお招きいただき、講義を受け持たせていただきました。
早稲田大学のOBでもある永井が、アナログだった会社をITで躍進させた社長として紹介され、企業経営の講義がスタートしました。
まずは永井の自己紹介から。企業経営について経営者の生の声が聴ける講義ということもあり、事業会社を複数経営しているという永井の話に、早速、学生の皆さんは興味津々。自分の人生のコンセプトが「LEGACY MARKET INNOVATION」であると言い切る永井が、看板会社だったクレストが買収した小売事業(IN NATURAL)をいかにして再生してきたのか、サイン事業と小売事業のシナジーはあるのか、マーケティングデータを取り入れた看板屋と植物屋がどこまで進化してしまうのか、話が進むほど、学生さんも前のめりに話を聴き、資料が映し出された画面に釘付けになり、永井の話に深く頷きながら講義を聴かれていました。
就職しないことも一つの生き方
講義を受けている学生さんの中には、就職活動を始めている方もいれば、起業を考えている方もいらっしゃいました。永井からの一つの提案として、
「就活しなくてもいいんじゃない?」というお話。
世の中には、仕組みを構想する人から始まり、仕組み通りに働く人がピラミッドの底を支ている。一番上に入れる人は一握りで、どちらから始めるかは、キャリアの進み方次第。(どちらが正しいか、どちらが偉いか、という話ではなく、あくまで世の中の仕組みの話です。)永井の場合は、サラリーマン人生で仕組み通り働く人から始まり、今は仕組みを作る側に登っている最中。もし就職をしてピラミッドを支えるところから始めるのであれば、10年後には差が出ている。永井の同期で言えば、サラリーマンでも年収3000万円稼ぐ人もいれば、300万円の人もいる。上に行きたいのであれば、圧倒的な成果を出して上り詰める必要があります。一方で、起業してピラミッドの頂上から始めることもできるものの、リスクが高く、成功率も低い。あなたはどちらから始めるか、どこにいたいのか。そんな問いかけに、学生の皆さんも深く考えをめぐらせているようでした。
常に学び続け、努力の集積の総量でたどり着いた場所
永井が会社を引き継いだ際に、既に赤字だった小売事業をどうするかは悩ましいことの一つでした。そこで永井は、リアルマーケティングとデジタルマーケティングを融合させて売上を上げていくこと、マーケティングを可視化しリアルタイムで経営判断ができるようになること、そんな取り組みをしてきました。
しかし、永井が会社を再生させてきたことは、はたから見れば凄いことだけれども、永井自身は2代目社長であり、自分で会社を創っていない、というコンプレックスも常に持っていました。そんな中で、深い情熱を持って取り組めるものは何か?自分が世界一になれる分野はどこか?収入の原動力になれるものは何か?(ビジョナリー・カンパニー2 針鼠の概念より)そんなことを考え続け、デザイン会社やマーケティング会社を立ち上げ、コンプレックスを克服してきた、という話もさせていただきました。
あなたは未来をどう生きるのか
最後に未来の話。今まではここで働けば大丈夫ということが崩れてきた不確実性が高い世の中で、あなたはどう生きるか?これからのそれぞれの市場をどう読むのか?例えば音楽産業で言えば、レコード→LP→カセット→CD→ダウンロード→ストリーミング。ちょっと前まで、誰もCDがこんなにまで落ち込むなんて考えもしませんでした。タクシーとUberは?自動車の市場が縮小する中でTeslaはどこに向かう?企業の時価総額ランキングは10年で全く変わっている。10年後に残る会社はどこか?
「未来に向かって、あなたはどう生きていきますか?」
今日の講義を聴いて、起業したいと思った人は、プレゼンしてくれて良ければ出資するよ!そんな太っ腹なオマケ付きで講義が締めくくられました。終了後も質問は続き、さらには出資を掛けたプレゼンをしてくださった学生さんもいらっしゃいました。
手前味噌ながら、学生さん向けの講義ではありましたが、社会人である私が聴いていても、面白い話がいっぱいでした。興味がある方は、ぜひ、オフィスに遊びに来て、直接永井のお話を聴いてください。喜んで3時間くらい話してくれると思います!
人事部 金谷武(かなやたけし)