RETAIL TECH 2018.07.04

【事例】物販店舗とレストラン店舗の同時計測と来店者属性のリアルタイム把握の実現【EATALY様 グランスタ丸の内店】


 遊びがお仕事Naoyaです。ご無沙汰しております!暑くなってきましたが皆様、健康管理大丈夫ですか!?
やはり健康な身体には、良い食事が大事かと思います。身体によくておいしい食材を多数取り扱ってらっしゃるEATALY(イータリー・アジア・パシフィック株式会社)様にてこの度、ESASYによる店舗計測をさせていただきました。
EATALY グランスタ丸の内店
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東日本東京駅構内地下1階
時間:7:00-23:00 / レストラン11:00-23:00
※日曜・連休最終日の祝日:7:00-22:00 / レストラン11:00-22:00

私自身、10代から20代までイタリア料理店でのアルバイト経験がありイタリア食材にはとても親しみがありまして。EATALY様はパスタからオリーブオイル・ドライトマト、バルサミコ酢といったイタリア料理に欠かせない食材から、ワイン、チーズといったサイドメニューまで店内にズラッと並んでおり、店内に入るだけでテンションがとても上がります。

まさに「食のテーマパーク」となっており、食材を買うだけでなく。パニーニやサンドウィッチといった中食もあり、店内のスタンディングスペースでいただくこともできます。エスプレッソを飲みながらパニーニをかじるなんて、オシャレな時間が過ごせます!

レストランも併設されているので、ゆっくり座っておいしい料理を堪能することまでできてしまいますし。もーーそれこそ一日いても飽きない空間になっています!
と、素敵なお店の紹介はこのへんにして。ESASYの導入についてご案内します。

4月某日

ご縁が繋がってイータリー・アジア・パシフィック株式会社の加藤様・関谷様と面談させていただいたのが4月初旬。その際、色々なお話をさせていただいた流れで「GWのデータは欲しい」とのリクエスト。
単純計算でGW(4/29)まで残り、3週間…データとしての活用性を考えると、GW途中前の平常時データも比較用に取っておきたい。となるとその一週間はESASYを動かしておきたい。。。となるとあと2週間。
「まぁ、なんとかなるな。。。」と思えるのがクレストのすごいところかとw
そのあとの動きはクレストならではと言いますかwとにかく早かったです。
打合せの翌日には現場の図面を頂戴し、設置図面を検討し必要台数の洗い出し。メールにて数回の意識合わせを行い。打合せの翌週には、お客様立ち合いの上で、設置図面案を基にした現調(主に電源の確認と設置方法の検討)

実機を仮で配置し設置後のイメージを共有します。ケースの色・ケーブルの色まで打合せを行い、店舗の景観を最優先にした設置をご提案します。

4月23日設置・施工

最終的に今回の設置にあたっては、計13台のESASYを設置することになりました。
施工開始は営業後の23時開始、念のため作業日は2日間確保していましたが。結果的に作業は4時間で終了し解散できました。
この間に、念のため確認に入った再現調を含めると2回来店しました。

設置に対する制約事項

  • 駅隣接立地ならではの気遣い 公共性の高い立地であることから、ESASYの設置アングルには気を使い設置しました。それでも取るべきデータはきっちり取れるように綿密に設計してあります。店内交通量・入退店数・視認対象の属性データ。を求めつつも施設ルールにのっとったデータを取得できています。

  • 店舗内の景観を損なわない 実際の設置画像は公開できませんが、今回設置にあたり天井の配線ダクトから電源を確保し。そのまま配線ダクトに固定できる専用ケースを作成。ESASYはその中からデータを取得する。という作りこみをしました。
    「隠す」という事はしていません。ただし景観を考え「存在感を消す」ことには成功したんじゃないかなと思います。

    • スピード感と品質の両立

お客様の意思決定が早ければ早いほど、こちらの動きもしやすくなります。ご担当者様に快く協力いただけたおかげで、本当にやりやすく作業を進めさせていただけました。設置後の対応についても店舗スタッフ様に協力いただけたおかげで、大きなトラブル・データロストもなく着々とデータの取得ができました。

データ集計

「広い店内」と「テーマパーク」にふさわしい、物販・イートインスペース・レストランとゾーン分けされた複合型の店舗には、様々な目的で、各々のタイミングでお客様は来店します。
それらをESASYの目で見て、データ化していく中で

    • トレンドの視覚化

今回、データビジュアライズにあたりお客様と打合せした中で、幾度となく出てきたワードが「トレンド」という言葉でした。店内の「流動」をトレンドとして意訳していましたが、お客様の意図として、それだけじゃないなぁ。。と感じたので、自分なりの「トレンド」をグラフデザインの中に盛り込んでみました。
当たり前のことを当たり前に見る。まずはここが重要だと思っています。第一報に作ったデータダッシュボードは取れるだけのデータをビジュアル化しました。
弊社側で勝手な解釈や、ストーリー付けをすることなく。ただデータを見えるようにするよう設計しました。その代わり、設置翌日にはドラフト版を。3日後には第一報版を完成できたので、「GWのデータが見たい」という最初のご要望に沿った対応が取れたと思います。
(GW空けに第二版のダッシュボードデザインを作りましたが、データは残っているので運用には影響はありません)

    • データの使い方はお客様と相談して決める

第一報のデータダッシュボードを基に、「データを見る順番・見る目的」をお客様と相談のうえデザインをしなおします。お客様自身も「こんな事も見れるんだ、へー」って気づきから「このグラフも入れましょう」とご要望いただく場面が多々ありました。


ストーリー作りの伴走

ESASYの運用設計は基本データダッシュボードのデザインが終われば。常に最新のデータがご覧いただけるよう設計してあります。そのためデータも「日次」「週次」「月次」それぞれの目線でページを分け任意のタイミングで最新データを取得してご覧いただく方法を取っています。

弊社から「考察入りのレポート資料」として提出することは稀です。
そのグラフはその順序にはどういう意味があるのか。という部分についてはお客様自身にご理解いただいている必要があります。そうすればそのグラフを、好きなタイミングで見れば、欲しい情報を読み取り判断できます。弊社が「レポート資料」を作らずダッシュボードデザインにこだわるのも上記理由になります。

中間データ用ダッシュボードの作成

今回は加藤様が他指標データと突合し、分析する必要がありました。ESASYだけで評価が完結しない場面は多々あります。そのためにはESASYのデータを取得する必要がありますが、RAWデータのままではさすがに使い勝手が悪い。
と、いうわけで今回は「途中集計データをCSVで取得するため」の集計グラフや表を作成し。データはそこからダウンロードしてもらう。という運用にしました。お客様にはそこから取得し、CSVデータを基にExcel上でお好きなように再加工していただくことで汎用性の高いデータダッシュボードとして仕上げられました。

お客様の声

お客様からいただいた評価をご紹介します。

    • 設置から施工、データビジュアライズまでのありえないスピード感

 
設置、施工、対応にたいしてもそうですが。ESASYとGoogleDataStudioの組み合わせによる「簡単にすぐ今の状態が見れる」という点について非常に好感を持っていただけました。(スマホで見れるのも便利です)

    • シンプルなトレンドデータから得たもの

最初にお客様のお声にも上がっていた「トレンド」を店舗全体から、各ゾーン別。ゾーンごとの時間別・曜日別・月次の変化。平日と休日の変化をまず視覚化できたとのことでした。
 

最後に

イータリー・アジア・パシフィック株式会社様には今回の設置と事例に当たり多大なご協力をいただきました。ご担当者様にもデータ分析の際、ご意見を頂戴したことで実用性の高いダッシュボードが出来たと思います。本当にありがとうございました!
今回は弊社にとっても配線ダクト用ケースを自作してみたり。計測範囲を厳密にアングル調整したりと初めての取り組みもありましたが、皆様の好感触をいただき心から安心しております。
今後も看板、販促物でもご支援できますよう尽力いたしますので何卒よろしくお願いいたします!!!!

このBlogをお読みの皆様も、もしESASYへ興味をお持ちいただけましたら是非問い合わせフォームよりお問合せください!!!真面目な記事もありますので、合わせてご覧ください。
社長Blog Vol.11: ESASYが出来る6つのこと、選ばれる4つの理由
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