CEO 2018.03.01

社長Blog Vol.10:クレストのロゴを刷新、新たなブランディングに向けて始動

 株式会社クレスト(所在地:東京都千代田区・代表取締役:永井 俊輔)は正式に新会計年度である3月1日より、新しいロゴに変更することをこの場を借りて発表致します。

新ロゴ

 
 
 
 

 

 
(PNG形式の画像ファイルです。ご自由にお使い下さい。)

 弊社のロゴ変更は、1986年クレストが創業してから初の試み(一度マイナーチェンジが1991年に実施されているが)であり、今回のロゴ変更の背景にある意図をご紹介させて頂きたいと思う。

大江氏家紋の「一文字三ツ星」

大江氏(おおえうじ)は、「大江」を氏の名とする氏族である。詳しくはWikipediaを参照頂きたいが、こちらの家紋である「一文字三ツ星」から、私達の新しいロゴはインスピレーションを受けている。

 

大江氏の歴史

 大江氏はファミリー(氏族)として平安時代以降から和歌の名人三十六撰に選ばれる人物を輩出したり、平安時代屈指の学者と言われたり、源義家に兵法を教えたりするなど、氏家ファミリーとして多岐にわたり様々な業界で活躍をしていた。とりわけ、大江広元は鎌倉幕府の裏のフィクサーとも言われ、「幕府」という概念における組織設計、編成など、武士が統治する世界を作ろう、という破壊的イノベーションの一翼を担った。平将門の乱が一瞬で終わった一方、鎌倉幕府がしっかりと存続できたのは、大江広元による制度設計の賜であるとも言える。

 

その後大江氏は広島に領地(今の毛利荘)を与えられ、後にこのファミリーは「毛利」と名乗るようになる。このファミリーである毛利元就はNHKドラマにもなり、ご存知の方も多いだろう。
 そこから江戸時代の雌伏のときを経て、幕末には大きな国家観をもち、明治政府の設立へと進んでいった。800年以上に渡り、この「大江氏」を発端とするファミリーが日本にイノベーションを起こし続けているという事実がある。
 僭越ながら、ここから弊社の新しいロゴを引用させて頂くことと意思決定をさせて頂いた。

一文字三ツ星の意味

  大江氏が祖とする阿保親王は、平城天皇の第一皇子であったことから一品の位にあり一品親王と称された。 大江氏はこの一品の文字を図案化して「一文字に三つ星」の紋を創出、用いるようになったのだという。
また学者でもあった広元が、数の根元で極数の九に相対しもののはじめとされる「一文字」と、オリオン座の 中央に輝く「三武・将軍星」と呼ばれる「三つ星」を組み合わせ、それに家祖である阿保親王のことを付加して 考え出したものと思われる。

 またこのような説もある。戦国時代、武士が戦に出る際にその武士の名前が書かれた旗を作り「必ず勝つ」という意味を込め、名前の上に「一」という字を書いた、という言われもある。

 

 詳しくはこちらの記事に詳しく書かれていたのでリンクを貼らせて頂くこととする。(リンク:戦国大名研究 戦国大名家一覧

 

多数のイノベーションの集積というコンセプト

 クレストで働いている社員の皆様からすると、私永井俊輔の社長としての意思決定の速さは尋常ではない(本当に深く考えていますのでご安心下さい。)と見えるかもしれないし、実際そのように周囲から言われることも多くある。一方でものすごく熟成して考え続けるものもある。鮮魚も美味しいが、熟成魚もまた格別である。どれを鮮魚にして、どれを熟成魚にするか、それは寿司職人の長年の経験値や、お客様に何を提供したいのか、自社のスタイルはどうか、様々な要素や想いが絡み合うものだと思う。
 今回のこのロゴの構想には、3年以上考え続ける期間を経ている。大江氏についての歴史を学び、このロゴに込められた意味は何なのかを調べ上げた。この意思決定によってこの先数百年という単位で永続的に成長をし続けられる企業を作りたいと本気で前に突き進む有様を体現できるものだと確信した。
 クレストのスローガンは「LEGACY MARKET INNOVATION」。レガシーな産業にイノベーションを起こしたい。まさに大江氏が幕府、組織設計、兵法、文章道、学者などの領域で起こした多数のイノベーションの集積と同じコンセプトであるのだ。

 

この錦の御旗を背負い、私たちはクレストを次の未来に進めます。

このロゴ改定に伴い、新しくMVVを制定した。

■コーポレートスローガン
「LEGACY MARKET INNOVATION」

■【MISSION】
私たちクレストは、全ての人々、産業、地球に対して、本質的に最適な価値を提供します。

■【Vision】
レガシーな市場にイノベーションを起こします。古き良き市場の歴史を重んじながら、努力の集積の総量によってもたらされた全てのアイデアを尊重し、実現します。

■【Value】
情熱を持とう
品格を持とう
感謝しよう
未来を信じよう
愛情を持とう
学び続けよう

私がビジネスに携われるのもあと30年程度。しかし会社は永続的に生き続けることが可能だ。自分が携われる限りにおいて、人生を賭けてこのロゴに込められた意味を体現しようと思う。

株式会社クレスト
代表取締役社長 永井俊輔

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社長Blog Vol.9:NewsPicksで私の記事がバズったけど、本当に私が伝えたかったことはこれだ。
社長Blog Vol.8:今全てのビジネスマンが思考の軸に置くべき10のキーワード
社長Blog Vol.7:リアル店舗に起こるパラダイムシフト2
社長Blog Vol.6:エクスポネンシャル(指数関数的成長)を遂げよう
社長Blog Vol.5:リアル店舗に起こるパラダイムシフト
社長Blog Vol.4:デジタルトランスフォーメーションを迎える全ての企業へ
社長Blog Vol.3:Googleが教えてくれた、リアル店舗の価値と未来
社長Blog Vol.2:シンギュラリティに対するクレストの答え
社長Blog Vol.1:Legacy Market Innovation

 

 

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