DISPLAY 2017.12.26

「防炎品」の必要性について

こんにちは。株式会社クレストです。

今回は防炎対策についてお話させて頂きます。
サイン・ディスプレイ業界において、防炎対策はとても大切です。

商業施設やショッピングモール・展示会場などにおいて、
バナーやタペストリー、カーテンやカーペットが便利に利用されております。
これらを多くの人が利用する建物では、万一の火災に備えて防炎認定を取得した製品を求められるケースが増えています。

防炎って何?-防炎とは、防炎化の必要性-

「防炎加工」はよく耳にする言葉ですが、実際にどのような所に使われ、どのような機能を果たしているのか。

この詳細について今回はご紹介させて頂きます。

まずは基礎編、防炎とは何かからお話しさせて頂きます。

防炎とは

防炎とは、燃えにくい事象のことを意味しています。
繊維などの可燃物の燃えやすい性質を改良して防炎性能を与えると、小さな火源(火だね:マッチ・ライター) を接しても炎が当たった部分が焦げるだけで容易に着火せず、着火しても自己消火性(自ら延焼拡大を停止する性能)により、容易に燃え広がることはありません。
こうした性能を「防炎性能」といいます。

(引用:公益財団法人 日本防炎協会

防炎化の必要性

日頃、私たちは燃えやすいものに囲まれて生活しています。日常生活でのちょっとした失火が原因となって、多くの火災が発生しています。
防炎性能を有する防炎品は、火災の初期段階では、火災の発生を防止し、延焼拡大を抑制または阻止する効果があり、また、防炎効果により火災の成長を抑制することで、初期消火や避難などの火災対応を行う貴重な時間的余裕をもたらします。

(引用:公益財団法人 日本防炎協会

防炎には「防炎物品」と「防炎製品」がある

防炎には「防炎物品」と「防炎製品」の二種類があり、それぞれ条件や用途が異なります。

防炎物品

消防法で定められた防炎性能基準の条件を満たしたものを「防炎物品」と呼びます。
商業施設や高層建築物、病院、公共の施設など不特定多数の人が利用する建物で使用されるカーテン、じゅうたん、布製ブラインド、展示用合板、舞台等で使用される幕などは防炎防火対象物と呼ばれ、認定を受けた「防炎物品」であることが法律で義務付けられています。

下記のアイテムについては必ず防炎物品を出ないといけません。

・カーテン
・布製ブラインド
・じゅうたん等
・舞台において使用する幕及び大道具用の合板
・工事用シート


 

 

 

 

 

 

防炎製品

消防法で定められた防炎規制の対象となる防炎物品以外のもので、用途や危険度に応じた防炎製品性能等の品質基準を基に、防炎製品認定委員会が認定したものです。

防炎製品の種類としては寝具類、衣服類、布張り家具類、テント・シート・幕類、展示用パネルなどがあり、店舗装飾に使われるバナーやタペストリーなども「防炎製品」になります。

 

例えば、下記のような場所では防炎物品・製品が必要です。

・地下街全般
・旅館やホテル等の宿泊施設の屋内
・劇場や映画館
・カラオケボックスや遊技場等
・百貨店、マーケット、その他の展示場含む
・病院、診療所、助産所等の医療施設
・老人ホームや社会福祉センター、デイサービスセンター、児童支援センター内など
・公衆浴場
・映画スタジオ、テレビスタジオ

 

最後に

展示会場やショッピングモールでは防炎への意識は近年で更に高まっており、防炎対策をした製品選びが必要です。

弊社ではバナーやタペストリーなどの防炎製品
カーテンやカーペットやパネルをはじめ、防炎認定を取得した防炎物品・製品を数多く取り揃えております。
メーカーとも連携し迅速に対応させて頂きます。

 

ご検討・ご購入の際は、是非弊社クレスト(tel:050-1748-9953)までお気軽にご連絡くださいませ。
宜しくお願い致します!

サイン&ディスプレイ製品に関するお問い合わせ リテールテック製品に関するお問い合わせ

サイン&ディスプレイ製品に関するお問い合わせ

リテールテック製品に関するお問い合わせ