RETAIL TECH 2017.05.12
リアル店舗トラッキング元年(になるか?)
こんにちは、IT Weekに遊びにいってきましたNaoyaです!
相変わらず遊びと仕事に境目がない日々を送っております。
マーケティングに関わってると日常の興味と仕事のニーズが重なるので、インプットしないことはないですね。
さて、現在開催されているJapan IT Week に行ってきました。
顔認証ソリューションの充実
セキュリティやIoTエリアを主に見てきたのですが、やはりディープラーニング+顔認証といったデモが前回(秋)よりも格段に増えた印象があります。
防犯カメラのメーカーもソフトウェアとセットで顔認証ソリューションをデモしているブースが多かったです。
顔認証の開発コスト自体は、かなり低コストで実現できるよになった結果ですね。
顔認証=セキュリティだけじゃない
ESASYは繰り返しになりますが、「顔検知」であり「顔認証」ではありません。
ブースをいくつかみてお話をきいた感じだと、「できること」から考えたら「認証=セキュリティ」という企画が一番簡単にたどりついた感じっぽいです。
いくつかのブースでは顔認証のデータをマーケティングにも活用しようという提案をしているブースが見受けられました。ESASYという孤島で寂しくしていた自分には非常にうれしい追い風です。
ITWeekレポート
IT Weekレポートも書こうかと思ったのですが、すでにご紹介しようと思った事をまとめていただけている記事をみつけたので、リンクだけ貼っておきますw
衝撃の顔認識、ディープラーニングの成熟により破壊的イノベーションは間近か
http://techwave.jp/archives/evolution-of-facial-recognition-system.html
ソシオネクスト、低負荷&高速処理のフルHD対応監視カメラ用画像認識エンジン
https://www.rbbtoday.com/article/2015/05/14/131237.html
妄想と幻想からの脱却
3月ごろから「リアル店舗をトラッキングしたい」というニーズが急激に増えてきています。
現在お問い合わせいただき対応しているお客様は、アパレルブランド様が自店舗を計測するケースから、百貨店、商業施設のウィンドウディスプレイの計測という、改善施策としての内部的要因によって検討いただいていましたし、弊社もそういったご提案をしていました。
最近急激に増えているのが代理店様や、開発会社からの「自社製品、自社製品、媒体」の効果測定をしなければいけなくなった。という外的要因によるニーズが増えています。
「クライアントからレポートを出してほしいと言われた、けど。どうすればいいかわからない。。。」という声が増えています。
今までのように「~~~してみましょう。きっと効果ありますよ」という希望的観測だけでは妥当性判断できなくなってきたのでしょうね。
(もともとSIやってたのでwよーくわかります)
スモールスタート
リアル店舗の計測は正直、なんでもいいと思ってます。
大事なのはそのデータの集積と活用目的を明確に持つこと。
でも、現時点で明確なビジョンを描くことはいろいろな課題があり困難であることも現実です。そこでESASYで汎用性のあるデータを集積しておいて、後から拡張や結合するのが現実的な進め方だと思っています。
しかし初期投資が…………..え?ってなると、いろいろハードルが高くなってきます。
やはりスモールスタートが一番です。
リアルトラッキング元年
もうKKDで物事を進めて勝ち続けることは困難になってきています。
今年のIT Weekを機に、いろいろな業種の方がリアルトラッキングに興味を持っていただき、活用方法についてさまざまな議論をできればいいなと思っています。
ESASYとMAの連携活用や、ESASYとPOSの統合分析といったことも社内ではおこなっています。ようやく糸口が見えてきました。
デジタルトランスフォーメーション という言葉に置き換えられるかもしれません。
ECへの依存が高まるなか、それぞれの役割をきちんと考えるときが来たのかもしれません。
- 「ネット通販」にすがるアパレルの密かな苦悩
http://toyokeizai.net/articles/-/171030
これはもう屋外広告全般にいえるんじゃないかなぁ。。。と、思いながらIT Weekを見てきました。
という以上、レポートでした。