DISPLAY 2016.06.16
【ポッティング加工】カッティングシートにもう一工夫!”表面張力で表情のある文字を”
こんにちは。株式会社クレストです。
今回みなさんにご紹介するのは、”ポッティング加工”という技術です。
DIYなどが増えている中でこの単語を聞いた方も多いのではないのでしょうか?
ポッティング加工とは何なのか?ポッティング加工のメリット、見え方の違いについて解説していきます。
ポッティング加工とは?
ポッティングとは、カッティングシート等の基材にウレタン樹脂を盛り表面張力を利用して厚みのあるカッティングシートに加工することを言います。
これをすることによって、コーティングされ艶やかな仕上がりになり、高級感やみずみずしくを表現することが可能になります。
樹脂の種類について
基材に乗せる樹脂にはよく使われるものとして2種類あります。
- ウレタン樹脂
コストはアクリル樹脂に比べ安いですが屋外で使うことはお勧めできません。
仕上がりは柔らかい印象です。
- アクリル樹脂
屋外でも使用可能ですが、その分コストがかかります。仕上がりは透明性が高いので非常にクリアです。
ただのカッティングシートとの違いは?
シートは平面のものがほとんどですが、加工を加えることで表現の幅を広げることが可能になります、
ポッティング加工ではどんな要素を加えられるかについてお話しさせて頂きます。
柔らかさ、みずみずしさを表現
粘性の高い樹脂を使用することで、コーティングの表面に「かまぼこ型」の断面形状の樹脂層を形成。基材の表面に、柔らかさや、軽さ、みずみずしさを表現することが出来ます。
美しさを損なわない無色透明の加工
ポッティング樹脂は無色透明。素材本来の色や美しさを損なうことなく、軽さやみずみずしさを表現できます。また、透明フィルムや半透明フィルムを基材にすれば、光を透過する三次元立体文字になります。
ポッティング加工のメリット
ただのシートのままでももちろん使う事が出来ますが、ポッティング加工を加えることによってどのようなメリットが存在するのかについてご紹介させて頂きます。
素材を保護する柔軟性・耐久性
ポッティング後の表面は柔軟性を保持しています。そのため、衝撃に強く、復元力も抜群。また耐久性にも優れており、爪などでひっかいたとしてもキズひとつ残りません。
基板を保護する力にも優れています。
プリント面を保護することが出来る為、擦り傷などで消耗することが少なくなります。
曲面や球面へ設置可能!
フィルム上に処理することで、2次曲面への対応が可能に。柱など、サインの設置が難しい場所にも簡単に貼付できます。
※文字サイズが小さく、曲面がきつい場合は、不向きな時があります。
これまでのシートに一工夫
スタッフの方が簡単に貼れるシート、凹凸面でも貼れるシート等それはどれもシート自体平面で表情がありませんでした。
今回ご紹介している”ポッティング加工”は表面張力によって柔らかさや、軽さ、みずみずしさを表現することが可能で表情のある文字を演出します。
厚みや立体的な表現を加えるだけで、これまでとは違った演出が可能になります。
ポッティングの表現の可能性
アクリル樹脂を使えば内照式チャンネル文字に板面として使え、こちらも一般的な内照式チャンネル文字と異なる表情を演出します。
シートへの加工だけでなく、このような立体物にも加工が加えることが可能です。
表面張力で表情のある文字を
様々なシートをお使いの皆様に今回はポッティング加工で見せるシートのご紹介でした。
是非、”ポッティング”で柔らかさや、軽さ、みずみずしさを表現した表情のある文字を演出します。
ご興味頂けましたら、弊社クレスト(tel:050-1748-9953)までお気軽にご連絡くださいませ。
宜しくお願い致します!