RETAIL TECH 2015.12.01

ディスプレイ広告物の効果測定ツール

仕事が遊びのNaoyaです(おっと、とうとう主語が逆転した)

今回はかなり直接的なタイトルです
はい、SEO対策ですスミマセン。

社内的にもあまり公にしていないプロジェクトで、前回の記事をみて「え。もう動いてるの?見せて。」と聞かれたりする状況です(苦笑

開発の背景

今回「サイン&ディスプレイ」の会社であるクレストが「開発」を行っているのかというと、
以前からお話している「今回のディスプレイは喜んでもらえたのかな?」という素直な作り手の好奇心から生まれた企画です。
私たちの仕事はビジネス目線でいえば「お客様の購買衝動を刺激できたのか」ですが。
その前に「目に留まったのか?」が重要な要素です。

AIDMAは古い!今はAISASだ!いやいや、ARRSLだ!というのはわかりますが、結局私たちのビジネスターゲットは店舗内、ご来店いただいた。もしくは店舗の前を通りがったリーチに対して、どう訴求しコンバージョンしたか?が重要なため、AISASやASSSLに比べると局所的なコミュニケーションパスとなるAIDMAが重要な研究対象となるわけです。


話がそれましたが、そんなわけで「リアル店舗」における重要な要素であるAIDMAの最重要な起点である「A」=「Attention」をデジタル計測することで、自分たちの興味対象でもある「ディスプレイは喜んでもらえたのかな?」に対する解だとたどり着いた次第です。

誰のためのサイン&ディスプレイ?

銀座和光ビルのディスプレイ、表参道に並ぶハイブランドのディスプレイ、個人作家の個展のディスプレイ。いつも目まぐるしいペースで毎シーズン変わるディスプレイにいつも目を奪われてつい足を止めてしまいます。

毎シーズン変わるのに、毎回違うテーマを設けてステキなストーリーを提案するディスプレイデザイナー、メーカーの方々には本当に関心させられるばかりです。

どうしても職業柄「あーこんな留め方してんだ、へー、大変だったろうなぁ(苦笑」とか、見てしまう部分もあるのですが、「ステキだなぁー、作った人大変だったろうけど、楽しかったろうなぁー、きれいだなー、ありがとうー」って思いながら拝見させていただいています。

当社の場合はそのデザイン、仕様に合わせ設置、手配、施工等させていただくことが多いのでどうしても「クライアント(担当者)が喜ぶ仕事」をしてしまいがちなのですが、最終的には「そのディスプレイを見てくれてるお客様」が、少しでも幸せな気持ちになってくれたらいいな。。。。と考える機会がより増えてきています。

幸せの測定

以前からあるデモグラフィック変数に加え、最近ではサイコグラフィックという視点でユーザーニーズを細分化する手法がトレンドになってきています。

サイコグラフィックを裏付けるために、人の感情が数値化されて「ある程度先読み」できる日が来ることは間違いないと思います。

そのための方法はすでに世界中で研究され
・表情から読み取った感情数値
・言葉じり(音声、テキスト)から読み取る方法
・音声の高さによる計測方法
・手の動きで計測する方法

さまざまなテクノロジー、ツールを使って「感情」を数値化する試みが行われています

が、今回開発を行っているのはそこまでの夢を見ていませんw

そういうハイレベルな開発はハイレベルな開発者&研究者におまかせして、自分たちは自分たちのできる範囲で、安価にお客様に提供できるツールを作りたいと思い進めています。

でも、いつかは表情まで読み取って「見てくれた人が笑顔になった数値」を拾えたら素敵でしょうね。

製品の特徴

開発中の情報です、機能・仕様については変わる可能性があります。
  • データ提出のみです

今回サービスとして提供するのは「画像解析とデータ化(CSV)」までとなる見込みです。
おそらく皆様のイメージとしては「データ化したらグラフ化してかっこいい見え方してくれるじゃないの?」とお思いの方もいらっしゃると思いますが。

あえてそこは「セルフサービス」となっております(^^;
というのも、マーケティング担当者である自分の意見からすると「結局基礎データもらって自分で加工したほうが目的にたどり着きやすい」という思いがあるため、(社内的に)押し通しました(笑

結局CSVデータを渡されて、TableauなりRなり、エクセルなりで自分の好きなようにレポーティングしたほうが「プロフェッショナル」の方々には都合がよいはずと思っています。
※レポーティングが必要な方にが別途相談とさせていただきます。

  • スタンドアローンでデータ化
今回考えている「商品」はシステムなのですが「サーバーアプリケーション」ではありません。 
そのため非常にコンパクトに導入、管理、撤収含めて迅速に行える設計になっています。
 状況によっていは「施工」もいりません。
 ※サーバー構成をご要望のお客様に対しては別途ご相談事項となります。
  • 個人情報は保持しません
カメラとなると、まず気になるのは個人情報の取り扱い部分かと思いますが「原則として※」個人情報となる情報は保有しない設計になっています。 

先に述べたとおり、スタンドアローンでデータ化されるためカメラを通った情報はすべて数値化され、そのログデータのみが保管される設計となっているため「数字だけを見てもだれかわかりっこない」という仕様です。

 開発期間中はデータ整合性調査、デモデータとして撮影機能を有していますが「製品版」となった場合はオミットされる予定です。

 ※お客様のご要望によりお客様管理下におけるプライバシーポリシーにより保有する事も可能です。

  • 価格

はかなり…….お安いです

その他、ご紹介したいことは多々あるのですが、あんまり書くと叱られますので。。。
今日はこのへんで(笑

おまけ

現在は社内環境、トライアル環境による稼働テスト・ネットワークテスト・運用テストを行っています。

一日も早くお披露目できるよう、進めております。
発表までいましばらくお待ちくださいませ

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