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2018年元旦|年頭のご挨拶【代表取締役社長 永井俊輔】

 新年あけましておめでとうございます。
サイン&ディスプレイでお世話になっているお客様、インナチュラルでいつも買い物に来て頂いているお客様、私達のビジネスを支えてくださっているお取引先様、家族よりも多くの時間をクレストの仲間と過ごしている従業員の皆、そしてそのご家族の皆様。
全てのステークホルダーの皆様におかれまして、本年が素晴らしい一年となりますことを心よりお祈り申し上げます。

 年頭のご挨拶ということですが、1つのブログコンテンツとして、弊社クレストがどんな過去数年間を辿り、今年からはどのように進むべきであるか、そしてクレストのトップとして私が何を考えているのかをここに記載させて頂こうと思います。



みんなで寝ないで頑張ったフェーズの終焉

 クレストの過去の成長曲線を見てみると、2012年から2016年まで4年間連続で売上高・EBITDA共に25〜40%ほどの成長を毎会計年度遂げてきたという事実がありました。
この時を思い返すと、組織化という言葉などはあまり頭にはなく、とにかく寝ないで頑張ってお客様から仕事を受注し、とにかく現場でディスプレイ等の設営作業をこなし、徹夜空けでも何事もなかったかのように翌日も業務をこなして何とか成長までもってきた。まさに「皆んなで一緒に寝ないで頑張った」という言葉がぴったりの時期でありました。この頃の取締役兼営業マン兼現場担当だった頃の私永井俊輔を知る読者の皆様も多くいらっしゃるとは思いますが、本当に目を真っ赤にして寝ないで突っ走り続けていることに自己陶酔していたようにも見えていたかもしれません。当時はほぼ毎日誰かしらから「永井さん、寝てますか?」と言われていたのが日常になっていました。そして当時の私はこうすることがが最も事業の成長を効率的に続ける最大かつ唯一の方法だと信じてやみませんでした。
 しかしながら、2016年から2017年にかけて成長曲線が突如として鈍化します。これまで数十%の成長を遂げていたものが、1ケタ台の成長になってしまいます。顧客数の増加にともない、寝ないで頑張ってくれるメンバーがどんどん増えてゆき、このままのスタイルで成長を遂げられるものだと思いきや、想定以上に人材の流出や社員満足度と顧客満足度の下落などが発生し、中途半端な投資や意思決定が招く不完全な組織化によってもはや成長どころではないという状況となってしまいました。裏側に合った私の驕りは、「それでもみんな寝ないで頑張ってくれる」という過信でした。確かに効率化のために顧客管理や商談管理、社内コミュニケーションツールやマーケティングツール、BIなどのIT化には大規模に投資を進めてきて、そして事例も多数登用し一見最先端企業のように見えていたかもしれません。ですが気づけば気合と根性一本勝負が更にデータで細かくトラッキングされすぎる、相当厳しすぎる組織でした。良く言えば変化の中の成長痛とも言えるかもしれませんが、相当数の優秀な人材を失ったこと、今となっては深い悔悟の情が湧いてなりません。

階段の踊場。竹の節目。

 最終営業日の2017年12月28日の夜に、弊社のサイン&ディスプレイ事業のGeneral Managerの阿部から、このようなメッセージが私のWork Place(社内SNS)に届きました。


このリンク先の動画ではこう言われていました。

『武将は負け戦を経験しなければ勝ち方もまた学べないものだ。
この世のどこを探しても百戦百勝の武将はいない。
負けてもひるまず、負けて勇ましさを増してこそ、最後には必ず勝利を収められる。

我らは83万の大軍で南下したが、敵の5-6万の兵に負けた。
根本的な理由は、ここ数年連戦連勝だったことでおごり高ぶっていたことだ。
怠慢になり、敵を甘く見て有頂天になっていた。
それによって私は、単純な敵の戦略を見抜けず、防げなかった。

要するに、今回は敗戦を味わう時が来るべきして来たということだ。
失敗が、成功の方法を教えてくれる。
失敗はいかにして勝利を我が物にするかを、失敗はいかにして天下とるかを教えてくれるのだ。』

 阿部は私よりもクレストでの勤続年数が長く、共にクレストの成長を牽引してきた重要なメンバーの1人です。売上高成長率に対して冷や汗をかく私にこのようなメッセージを送ってくれたのだと思っています。

 一方でこの1年間を階段の踊場であり竹の節目であると捉えながら、問題の本質を見抜き利益率や組織設計、KPI設定から人事戦略などのあらゆる内部統制に全力を注いでくれたサイン&ディスプレイ事業のゼネラルマネージャーの峯とインナチュラル事業のゼネラルマネージャー片山を筆頭にそれ以外の全マネジメントメンバー、そしてそのもとで確実に成果を上げてくれた全社員に感謝をしています。本当にありがたいことに私は人に恵まれていると実感した1年でもありました。


2018年は「人材」と「組織化」に対してケタ違いの意識と投資を

 お陰様で多くの方々と知り合うことができ、今年1年間でFacebookでは新しい友達が300名以上増えました。そして何よりも社員や友人にも恵まれ、皆様からご教示頂く様々な情報を糧に「努力と集積の総量」をまた一歩高めることができた1年だったと感じています。
 次はこの総量を活用し、「人材」と「組織化」に全力で取り組まなければならないフェーズです。幸いなことに、時代背景も私達の味方をしてくれているようで、これまでは自社のナレッジを外部の企業に提供することなんぞ考えられもしなかった時代から、オープンイノベーションやシェアリングの言葉通り、競合関係にあった企業間で成功事例をシェアし、互いに高め合うことが一般化されつつある時代背景でもあります。実際数多くの企業に私達のデジタル化ナレッジを提供したりしながら、多くの企業の皆様に人材と組織についてご教示頂いております。
例えば去年から会社の朝会を大変ユニークなスタイルに変更したのもお世話になったある方の朝会をカスタマイズしてクレストなりに導入したものですし、今年検討しているインサイドセールス部門の構築も友人たちにサポート頂きながらハイスピードで構築させて行く予定です。
 インナチュラル事業も、サイン&ディスプレイ事業も、そしてその中でデジタルな時代に向けて案件を進めているリアル店舗のインストアマーケティング事業であるESASYやWADAも、まずは人材と組織化無くして成長はありません。これまでの「皆んなで一緒に寝ないで頑張っていた」フェーズとはケタ違いの意識と投資をして参る所存でございます。


2018年はインストアマーケティング元年

 今年最もクレストして販売する製品という意味で注力するのが、昨年リリースしているESASYとWADAの2製品率いるインストアマーケティングビジネスです。私は2014年の自社内の忘年会で「リアル店舗(この頃はリアル店舗とは誰も呼んでいなかった)前の交通量\視認量\入店量\店内滞留量\購買量 のデータを取得し、それを店舗のレジデータをと統合させてリアルの購買を完全解明してみせる!」と公言してから3年が経過し、ようやく時代が追いついてきたという実感があります。私の知る限り10社ほどがこのインストアマーケティング市場に参入してきており、各社ともビッグデータ解析の会社、AIの会社、PPC広告の会社など、これまで競合とは思えなかった企業たちとインストアマーケティングの市場で戦うこととなります。戦うと言ってもまだ市場がありません。リアル店舗を経営する読者の皆様方が1人残らず、上記の交通量〜購買量までのマーケティングファネルを分析することが未来のリアル店舗経営のスタンダードだ、という気持ちを持って頂く世界を、この業界に参入したの全ての企業で作ってゆかなければなりません。
 Google Analyticsだって、最初は誰もがこう思っていました。
 「WEBサイトの訪問者数や滞留時間なんか測ったって、商品の売上とどう関係あるの?」と。

不確実な未来の「創り手」になろう

 テクノロジーは指数関数的に技術が進歩し、これまで競合として意識もしなかったベンチャー企業が突然現れ業界をかっさらっていく光景をもう多数見てきたと思います。持続的イノベーションから破壊的イノベーションへのシフトがあらゆる産業で起きているのです。2018年も、それ以降の未来もあらゆる変化が起きることは間違いありません。例えば暗号通貨によって銀行の位置付けが変わる?トークンによって株式価値が変わる?UBERもAirbnbさえもブロックチェーンによって分散型になる?など、様々な業界に様々な意見が出ており、これまでにも増して今後あらゆる産業が危機に晒されるのは間違いないでしょう。
 一方で、このような時代だからこそ、5年先、10年先の時代の変化を予測することはかなり困難を極めます。
 そんな時代において、私達が今日から取り組むべきことは人生の総量を高めるために学び続けることです。1日1冊の本を読んで学び、何らかの分野で高い叡智を持つ人の話を聞き、総量を高め、そしてそれを活用して自分の頭で考え抜く。考え抜いたアイデアをまた他の考え抜いている仲間と共にぶつけ合い、その考えをまたより深いものへと導いてゆく。1つの産業に対して深みを追求しても良い、様々な分野を広く浅く学んでも良い。この分野は苦手だと思って避けて通らずに、とにかく新たな分野でも学び続けてみることが、大切なのではないでしょうか。
 そして、このような人生の総量の重要さに気づき、その総量を高め合う仲間を集めて繋がることが、5年先、10年先の未来を作る側としての第一歩となりうると信じてやみません。
 2018年、私永井を含むクレスト社員一同人生の総量を引き上げるべく努力を続ける文化を作ってゆく所存です。是非このブログに共感して下さったの読者の皆様、私や弊社のメンバーと何らかの接点を持つことがあれば、双方の人生の総量をシェアし合うお時間を少しでも頂けたら、世界を変えゆくであろう私達そして皆様にとってこれ以上の糧となる時間はありません。
 共に世界を変えて参りましょう。


2018年 元旦
株式会社クレスト
代表取締役社長 永井俊輔


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